HRCが2023年限りでのマルク・マルケスとの契約早期終了を発表。11年間の関係に終止符

　10月4日、ホンダレーシング（HRC）とレプソル・ホンダ・チームは、ロードレース世界選手権MotoGPクラスに参戦するマルク・マルケスと、2023年シーズンをもって両者の4年契約を1年残しながら、早期終了することで互いに合意したと発表した。

　マルケスは2013年にMotoGPクラスにデビューし、レプソル・ホンダ・チームに加入するとデビューイヤーにチャンピオンを獲得。以降、MotoGPクラスで通算59勝、101回の表彰台、64回のポールポジション獲得を果たし、通算6度のチャンピオンを獲得。さらにそのうち5回はライダー、コンストラクター、チームとの三冠を達成していた。

　そんな両者の11年間の蜜月関係が終止符を打つことになった。10月4日、HRCはマルク・マルケスとの2023年限りでの契約終了を発表した。HRCとマルケスとの4年契約はまだ1年残っていたが、「両者はそれぞれの目標とゴールを達成するためには、別の道を追求することが最善である（HRCからのプレスリリースより）」との結論に達し、2023年のシーズン終了をもって、その協力関係を終了することで合意した。

　HRCは、「HRCとマルク・マルケス選手は、2023年シーズンの残りのラウンドにおいても、引き続き全面的な協力関係を継続していきます」としている。今後のマルケスの動向に大きな注目が集まりそうだ。