時計を見ると深夜0時頃。突然子どもが泣きながら寝室まで、私を呼びに来たのです。「何ごと……?」
リビングに行くと腕を組んで怒っているパパがいました。その横では長男は泣きながら一生懸命何かを探しています。何……? 起きたばかりの頭では、まだ状況が読めません。
「こんな時間に何? なんで子どもたちが起きてるの?」「ゲームの充電器がないんだよ!」イライラしながらそう答えるパパに耳を疑いました。「……え? ゲーム?」状況を把握してから、私はパパに他の充電器コードを提案しました。すると……。
「俺は純正の充電器以外使いたくないんだよ! 徹夜してでも見つけろ!!」と大声で命令してきました。「なに言ってんのー!?」内心ドン引きです。
子どもたちと手分けしてリビングを一生懸命探します。しかし……30分経っても、見つからず……。これ以上は我慢できません。「いい加減にして! ゲーム諦めるか、もしくは他の充電器を使って!」パパは深くため息をついて一言「仕方ない」。
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「おまえら! 充電器の管理もできないなんて……一週間ゲーム禁止だからな!?」子どもたちはひたすら泣いています。こんなに熱くなっているパパは初めてみました。一生みない方がよかった一面だと思います……。(勘弁して……)
「んもおお、ツッコミたいことが多すぎるけど、今は睡眠優先……!!」心のなかで叫びます。結局充電器は見つからず、子どもたちは半泣きのまま寝ることになりました。明日テストがあると言ったのに……! 私も翌日に朝早く会議を控えているのに寝不足です。パパのゲーム趣味に不満はありませんでしたが、今回の「子どもを叩き起こして充電器探させ事件」には、モヤモヤが残るのでした……。
【中編】へ続く。
原案・編集部 脚本・物江窓香 作画・んぎまむ