Xの青バッジはDSA違反──欧州委員会が予備的見解 「法廷で戦う」とマスク氏

54

2024年07月14日 06:41  ITmedia NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ITmedia NEWS

 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は7月12日(現地時間)、米Xのブルーの認証済みバッジ(通称青バッジ)がEUの「Digital Services Act(DSA:デジタルサービス法)」に違反しているとして同社に予備的見解を示したと発表した。


【その他の画像】


 これに対し、Xのオーナーであるイーロン・マスク氏は「欧州の皆さんが真実を知ることができるよう、公の法廷で戦うことを楽しみにしている」とポストした。


 欧州委員会は昨年12月にXのDSA調査を開始した。


 欧州委員会が問題にしているのは、以下の3点だ。


・ブルーの認証済みバッジは認証済みとなっているものの、金を支払えば誰でも取得できるため、ユーザーを欺いている。悪意ある人がこれを悪用してユーザーを欺いている証拠がある


・広告に関する必要な透明性に準拠していないため、ユーザー保護に必要な監視と調査ができない


・DSAでは一定の条件下で外部の研究者に公開データへのアクセスを提供するよう定めているが、提供していない


 Xがこれらの問題に対処しない場合、欧州委員会は同社に対し、世界での収益の最大6%の罰金を科す可能性がある。


 欧州委員会のマルグレーテ・ベステアー執行副委員長は「われわれの見解では、Xは主要な透明性の分野でDSAに準拠していない。(中略)DSAは透明性を中核としており、われわれはXを含むすべてのプラットフォームがEUの法律に準拠することを確実にさせる所存だ」と語った。


 欧州委員会は、米TikTokと米MetaもDSA違反の疑いで調査中だ。


このニュースに関するつぶやき

  • 一つ目の主張はゾンビ大量発生で証明されてるわな。ほぼ被害者は日本のアカウント。クソゾンビどものせいで続きリプ見えないしトレンドもゾンビまみれでマジでマスクになってから機能は死んだ。
    • イイネ!16
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(39件)

ランキングIT・インターネット

前日のランキングへ

ニュース設定