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NHK総合で14日に放送された連続テレビ小説「おむすび」(月〜土曜午前8時)第95話の内容をめぐり、疑問の声が出ている。
橋本環奈が演じるヒロインの栄養士・米田結は、担当していた糖尿病患者の磯山八重子(徳田尚美)は、無事に退院したはずが、数日後に嘔吐(おうと)と激しい腹痛で救急搬送された。膵臓(すいぞう)に腫瘍があったことが判明し、医師の蒲田令奈(中村アン)が緊急手術をした。
手術の成功を聞いた結は、蒲田に「良かった、本当に良かった」と声をかけるも「良くない。ちゃんと検査していれば、こうなる前に膵臓の病変に気付けたはず。だから見逃した担当医と看護師、ちびるほど説教しておいた」と言い放たれた。さらに「米田も、食事療法していて、何も気付かなかったの?」と疑問を呈された。さらに、八重子の夫からも「何で、こんなことになったんですか? あなた、言いましたよね。しっかり食事療法すれば元気でいられるって。それなのに…こんな大手術になって。助かったから良かったようなものの、一歩間違ったら妻は死んでいた」と叱責(しっせき)された。
一連のシーンを受け、インターネット上では疑問の声が相次いだ。「管理栄養士が膵臓の腫瘍に気づく病院があったら紹介してほしい」「医者が見立てて管理栄養士や看護師に伝えるのが普通」「膵臓の腫瘍に気づくことまで管理栄養士に求められるんですか?」「食事療法しててなんにも気づかなかったの、て。管理栄養士に膵臓の腫瘍に気づけってそれは無理」など、X上には放送から2時間で1400件もの投稿が寄せられ「膵臓の腫瘍」がトレンドワードとなった。
血液内科医の中村幸嗣氏も、Xで「はっきり言うけど、膵臓腫瘍由来の糖尿病悪化、食事療法だけで改善する事はほとんどない」と指摘。「また外科医が緊急手術後直接主治医、看護師を責める事は理不尽なパワハラ」と蒲田のセリフにも疑問を呈した。さらに「超音波検査で異常なければなおさら まして管理栄養士が責められる事は? 緊急ではない膵腫瘍手術もかなり大変 シナリオ?」と、シナリオに重ねて疑問を呈した。
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