引退表明のA.エスパルガロがトップ。午後はアプリリア、KTMがトップ3に/第6戦カタルーニャGP

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2024年05月24日 23:50  AUTOSPORT web

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アレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)/2024MotoGP第6戦カタルーニャGP
 5月24日、2024年MotoGP第6戦カタルーニャGPの初日がバルセロナ-カタロニア・サーキットで行われ、プラクティスをアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)がトップで終えた。

 カタルーニャGPにはホンダのテストライダー、ステファン・ブラドル(HRCテスト・チーム)がワイルドカードとして参戦する。このため、カタルーニャGPにエントリーするライダーは全23名である。

 フリー走行1回目は、気温19度、路面温度30度のドライコンディションで行われた。セッション序盤のトップはマルク・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)、2番手にブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、3番手にアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)が続く。

 上位の順位は変わらないままセッションが進み、終盤にホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)がトップタイムを記録して終えた。2番手はマルク・マルケス、3番手はブラッド・ビンダー。4番手にペドロ・アコスタ(レッドブルGASGASテック3)が浮上し、5番手がアレイシ・エスパルガロだった。

 日本メーカーとしてはヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)の13番手が最上位。ザルコは新たな空力デバイスと短いエキゾーストを投入した。中上貴晶(イデミツ・ホンダLCR)は20番手だった。また、ヤマハはフロントカウルの空力デバイスについて、ヘレス公式テストで見られたような形状のものを新たに投入している。

 午後のプラクティスは、気温22度、路面温度43度のドライコンディションで行われた。セッション前半はブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)やファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46・MotoGPレーシングチーム)などの転倒が続いた。

 こうしたなかでトップをキープしていたのはジャック・ミラー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)である。2番手はビンダー、3番手にはルーキーのアコスタが続く状況である。その後、トップにはマーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)が浮上した。

 セッション終盤は、Q2ダイレクト進出を目指し、ライダーたちが激しくアタック。残り時間3分を切って、アレイシ・エスパルガロが従来のオールタイムラップレコード(1分38秒639)を更新する1分38秒562を叩き出してトップに立った。

 アレイシ・エスパルガロはこのタイムでプラクティスをトップで終えた。2番手はセッション序盤に2コーナー進入で2度の転倒を喫したビンダー。ビンダーは2台のマシンを壊したが、2度目の転倒後も走行を続行した。3番手はアコスタで、トップ3はアプリリアとKTM勢が占めた。4番手に続いたのはドゥカティ・レノボ・チームのフランセスコ・バニャイア、5番手がミラーだった。また、マルク・マルケスは12番手で予選Q2ダイレクト進出を逃した。

 日本メーカーとしては、アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)が9番手に食い込み、Q2ダイレクト進出を決めている。ホンダ勢は19番手がザルコ、20番手が中上、21番手がジョアン・ミル(レプソル・ホンダ・チーム)、22番手がルカ・マリーニ(レプソル・ホンダ・チーム)で、最下部に沈む結果となった。ブラドルはプラクティスでのタイムが記録されていない。

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