ライブハウスで演者が「フロアに油を撒いて火」　危険行為に「普通に放火事件じゃん」「時代が違う」

　都内にあるライブハウスで開催されたライブで、演者の1人がフロアに油を撒いて火をつけるという事態が発生。これを受け、イベントに出演していたガールズバンド「LYL」の公式Xが、今後同ライブハウスにバンドとして機材を持ち込んでの演奏は見合わせると発表しました。

他バンドの危険行為について言及したガールズバンド「LYL」（画像はLYL公式Instagramから）

　「普段はおしりを振り回したり二プレスを流行らせたり女装したり踊りを踊ったりしているだけの愉快なバンド」だというLYLは、8月26日に【お詫びとお知らせ】と題した文書画像をXに投稿し、東京・三軒茶屋のライブハウス「HEAVEN'S DOOR」で8月25日に開催されたライブイベントについて言及しました。

　アンチフェミニズム、ゲンドウミサイルら4バンドとともにイベントに出演したLYLの説明によると、共演した他バンドの演者が「予告や警告なく、フロアに油を撒いて火をつけた」とのこと。フロアに置いていたドラム機材に引火の恐れもあった状況に、「演奏者にとって、楽器は単なるモノではない」とつづり、今後、同ライブハウスにバンドとして機材を持ち込んだ演奏を行うことは見合わせるとともに、8月31日にLYLとして出演を予定していたイベントには羽生さんのみがソロで出演するとしました。

　被害を受けた格好となったLYLは、「私共もあまりにも想定外の事がおきたため、事態を飲み込めず」にいると説明を加えるとともに、そうした演者がいることの下調べが不十分で今後のイベント出演が取りやめに至ったことをわびるとともに、本件で起こったことについて警察署への届け出はライブハウスの判断で行われるものであり、自分たちの報告からは外したことを報告しました。

　同バンドを知る人からはおなじみのパフォーマンスであるとする声もあがっていますが、記事執筆時点では、火をつけた演者が属するバンドからも、ライブハウスからも特段声明は出ていない状態。羽生さんのXでは、火をつけた演者が所属するバンドか、ライブハウスからかは不明ながら謝罪があったことをつづっています。

　この投稿は記事執筆時点で1500万回以上表示されるなど大きな注目を集め、「普通に放火事件じゃん」「時代が違うよ……」「消防法としてアウトだろうし、よくやるパフォーマンスだからといって根回しなしにやったらダメなのよ」などの声が寄せられています。