【バドミントン】高い注目度に「頑張らなきゃ」五十嵐有紗&桜本絢子組、3戦連続ストレート勝利

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2024年09月09日 12:51  日刊スポーツ

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女子ダブルスの試合後に笑顔でピースサインの五十嵐(左)と桜本(撮影・藤塚大輔)

<バドミントン:全日本社会人選手権>◇第3日◇9日◇鳥取県民体育館◇女子ダブルス(WD)4回戦



混合ダブルスでオリンピック(五輪)2大会連続銅メダルの五十嵐(旧姓東野)有紗(28=BIPROGY)桜本絢子(29=ヨネックス)組が4回戦を突破した。2−0(21−16、21−9)で石橋麻美子、二村ひとみ組を下し、2人でのデビュー戦から3試合連続でストレート勝利。第1ゲーム(G)では開始早々に3連続失点したが、すぐに立て直した。


平日のこの日も観客から大きな注目を浴びた。五十嵐は「『頑張らなきゃ』と思って、キツくなるところもあったり、女子ダブルスの練習とは違う動きだったりもある。注目されているプレッシャーや疲れ? もある」と苦笑いしつつ「こうして注目していただけて、たくさんの方に応援していただけている」と感謝した。桜本は「昨日とは別の会場だったので、シャトルの飛び具合や照明の見え方を調整するのに時間がかかりましたが、後半から自分たちのプレーをしっかり出せたのはよかったと思う」と手応えを示した。


五十嵐は12年から渡辺勇大(27)との“ワタガシペア”として活躍し、21年東京五輪から2大会連続で銅メダルを獲得。今夏のパリ五輪後に渡辺とのペア解消を発表し、8月下旬のジャパン・オープンが最後の大会となった。


新ペア結成のきっかけは、仲の良い1学年先輩の桜本に「女子ダブルスにも挑戦したい」と打ち明けたところから。「五輪に立ちたい」と望んでいた桜本と思いが重なり、新種目で28年ロサンゼルス五輪を目指すと決めた。28歳での決断に「この歳での転向は大変」と受け止めつつ「あと4年、死ぬ気で頑張りたい」と覚悟を固めた。


8月28日には所属先でコーチを務める五十嵐優さんとの結婚も発表。今大会から「五十嵐」の名字で出場予定だったが、登録変更が間に合わず「A.HIGASHINO」と背ネームが入ったユニホームで臨んでいる。

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