見取り図、底辺だった20代 愚行の盛山晋太郎はトランクルームと公園で生活

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2024年09月09日 20:26  日刊スポーツ

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左から見取り図の盛山晋太郎とリリー(24年8月撮影)

人気コンビ「見取り図」が、8日放送のカンテレ「マルコポロリ!」(日曜午後1時59分=関西ローカル)に出演。解散危機と、若き日の盛山の愚行が明かされた。見取り図は以前、同番組レギュラーで、今回、3年ぶりの“凱旋(がいせん)出演”となった。


デビュー当初、体重が125キロあり、女性にまったくもてなかったという盛山晋太郎(38)。対して色白で細身のリリー(40)は、若手でもNO・1の勢いで、バレンタインにチョコレートをもらっていた。


超オーバーサイズのパーカーで漫才をしていた盛山は、仲間内からも心配される存在だった。さすがに盛山も一念発起。我流でダイエットを敢行した。


「なんの知識もないまま、絶食。水だけ5日間とか」


リリーによると、結果、盛山は「舞台上で、支離滅裂な行動をするように」なった。それでもダイエットに励み、初めて劇場外で女性に声をかけられたが、なぜか女性から「食べかけのパンをもらった」そうで、相変わらず女性にはもてなかったという。


見取り図はその後、18年のM−1グランプリで決勝へ進み、全国での活躍へつながっていくが、盛山、リリーは、その直前が「地獄だった」と振り返った。


ある日、盛山が「笑いで食べていかれへんかな、やっぱ、警察官目指した方がええかな?」とつぶやき、リリーに「もうしんどい」と訴え、芸能活動を休止した。リリーは単身で活動していたが、ある日、先輩芸人から、盛山の不穏な行動が情報としてもたらされたという。


「盛山、パチンコ店の開店に並んでたで。あいつ、休んで何しとんねん」


パチンコにゲームに没頭していた盛山は、突如として我にかえり、漫才コンビとして再出発を誓い、リリーに活動再開の連絡を入れて、無事に仕事復帰となった。


盛山は、当時を振り返り「借金まみれで、500万円ぐらい…。家賃払えなくて、桜川(大阪市)の7000円のトランクルームに荷物入れて、公園で寝てた」。心身ともに追い込まれていたが、活動を再開した後は、M−1で決勝へ進出し、一気に仕事が軌道に乗った。


「千鳥、かまいたち、ダイアンさんは、エリートで。でも、僕らはほんま、20代捨てたと思ってるんで。何もなかった」


底辺の20代を耐え、開花した今、どん底時代を振り返っていた。

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