【バドミントン】「ワタガシ」で培った速さ消さず五十嵐有紗&桜本絢子組、試行錯誤重ね5回戦へ

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2024年09月10日 08:16  日刊スポーツ

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女子ダブルスの試合後に笑顔でピースサインの五十嵐(左)と桜本(撮影・藤塚大輔)

<バドミントン:全日本社会人選手権>◇第3日◇9日◇鳥取県民体育館◇女子ダブルス4回戦



混合ダブルスでオリンピック(五輪)2大会連続銅メダルの五十嵐(旧姓東野)有紗(28=BIPROGY)桜本絢子(29=ヨネックス)組が試行錯誤を重ねながら、デビューから3戦連続でストレート勝利を収めた。


3試合目となった4回戦では2−0(21−16、21−9)で石橋麻美子、二村ひとみ組に快勝した。序盤は会場の照明やシャトルの飛び方に苦戦したというが「2人で話し合って調整できた」と修正。右利きの東野と左利きの桜本が、息の合ったプレーを見せた。


2人は28年ロサンゼルス五輪を目指し、8月下旬のジャパン・オープン後にペアを結成した。もともとのきっかけは、五十嵐が仲の良い1学年先輩の桜本に「女子ダブルスにも挑戦したい」と打ち明けたところから。「有紗のプレーが大好き」という桜本は、前ペアの渡辺勇大と同じように左利きの選手との組み合わせが適しているとの見立てもあり「組んだらやりやすそう。絶対に組みたい」と声をかけた。


五十嵐は「自分の良さを消すと普通の女子ダブルスになってしまう」と、混合ダブルスで培ったスピード感も大切にして試合に臨んでいるという。「ミックスダブルスと違って、全てのプレーでスピードを出すのはダメだと思っていて、判断の難しさがある」としつつ「自分の良さを消さないように意識している」。5回戦以降も連携を確認しながら、収穫のあるゲームを続けていく。

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