【柔道】斉藤立「ルーレットをいじられるのは自分が負けたから」団体戦決勝リネール戦を悔恨

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2024年09月10日 15:39  日刊スポーツ

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取材に応じる柔道斉藤(撮影・飯岡大暉)

パリオリンピック(五輪)の柔道男子100キロ超級5位、混合団体戦銀メダルの斉藤立(22=JESグループ)が、「ルーレット」をカンフル剤にする。


10日、都内で上月スポーツ賞の表彰式に出席。パリ閉幕後も話題となっている団体戦決勝でのデジタルルーレットについて、「反響はすごいですね。ルーレットをいじられるのは、やっぱり自分が負けたからだと思ってて。そういう悔しさは強くなってるだけで、いま見ててもすごく思い出す。自分が負けたからそういう風になってるんだなっていう気持ちは本当に強いです」と言及した。


階級別で争ったフランスとの決勝。3勝3敗で勝者を決める代表戦に入る際に行われたのが、デジタル表示による抽せんだった。個人戦の100キロ超級で金メダルを獲得した地元フランスのテディ・リネールが出場する「+90」で回転が止まり、斉藤の出番となった。結果は大内刈りでの一本負け。開催国フランスにとってはあまりにも出来過ぎた展開に、ルーレットの公平性に疑問符もつき、国内ではいまだに話題となっていた。


誰よりも悔しさを感じているのは本人だろう。「自分がこの壁を乗り越えるかどうか、いろいろな面で変わっていかないといけない。しっかり自分と戦っていく」と決意をみせる。私生活、稽古も見つめ直し、「土台からしっかり作っていく」と精進していく。


現在は時間を縫って自動車教習所へ通っているそうで、「今しかない。それで頑張ってます。明後日くらいが最終なので。やっと終わります」と生活環境も整えるために、畳外の“戦い”の真っ最中。「4年後はあっという間にくる」「幹を育てていかないと枝は伸びないので、そういう部分を今やってます」と大木を目指していく。

このニュースに関するつぶやき

  • こういう自虐的なところが日本人の悪いところ。どんなに頑張ったってルール変えまくられたら勝てるわけがない。
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