SUIT SQUARE、黒石奈央子氏をディレクターに起用した新ブランド「CIS.」が誕生 – ルールを楽しむモードビジネスアイテムを展開

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2024年09月12日 15:01  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
青山商事が展開するSUIT SQUAREから、レディース新ブランド「CIS.(シス)」が9月20日より発売します。20〜30代から絶大な人気を誇る黒石奈央子氏をディレクターに迎え、ビジネスウエアの形式的なルールにとらわれないモードビジネスアイテムを展開するということで、発表会で話を聞いてきました。


○■「CIS.」は独自のデザインと機能性をかけ合わせた新ブランド



昨今の働き方、ライフスタイルの変化により多様化するビジネスウェアのニーズに対応するため、昨年5月に「THE SUIT COMPANY」から屋号を変更し、リブランディングを進めているSUIT SQUARE。レディースカテゴリーの強化を図り、商品の鮮度やトレンドに敏感な20〜30代女性の新規顧客層の獲得を目指すため、今回、新ブランド「CIS.」をリリースしたと同社 執行役員 TSC事業本部長 河野克彦氏はいいます。



「SUIT SQUAREにとって挑戦と言える、今までにない角度のビジネスウェアが完成した。黒石さんの商品企画力やSNSを活用したプロモーションなど、これまで当社にはなかった知見を活かしながら新規顧客を獲得していきたい。」と意気込みを語りました。


また、黒石氏を起用した背景について「在宅ワークからオフィスへ出社する方の増加により、衣装性やファッション性のあるシーンレスに着用できる新しい要素のある商品が必要と感じていた。若い世代を中心にレディースは特にファストファッションが主流となり、トレンドに合わせて短いサイクルで買い替えることが多くなってきていることから、これからはまた毎年着たくなるようなトレンドに左右されない独自のデザイン、長く着用できる良質な素材を使用した商品開発もサステナビリティな活動になるのではと考え、新しい要素のある商品として視野に入れていた。このような市場の変化を加味し、我々が得意としている着回し・機能性の要素を掛け合わせることで、今後のビジネスウェアの市場の新たなニーズの獲得もできるんではないかと考えている。」と語り、「黒石氏のSNSを活用したプロモーションを含むOMO戦略に注力することで、20〜30代のレディースECでの売り上げを1.5倍に伸ばすことを目標としている。」と戦略についても述べました。

○■「私だからこそ提案できる、オフィスウェアの新たなデザイン」



ブランドディレクター就任の背景について黒石氏は、「オフィスウェアは私の人生の中でほぼ着たことがなくて、お声がけいただいた時は、スーツというジャンルを私に作ることができるのかなと少し不安に思っていました。ただ、スーツを着たことのない私だからこそ、オフィスウェアの概念を覆せるのではないかなと考え、オフィスで着る服のデザインを違う角度から、新しい新境地に挑んでみたいと思い、受けさせていただきました。」と当初の思いを振り返りました。


ブランド名の由来は“Classic.Innovative.Stylish”の頭文字からきており、“rules for fashion、enjoy with rules“をコンセプトに、ビジネスウエアという形式的なルールにとらわれず、あえてルールを楽しむようなモードビジネスアイテムを展開する「CIS.」。そのアイテムの特徴について「一見普通なんですけど、女性らしいカーブだったり曲線とか、細かいディテールにこだわっています。また、私はブランドのデザインをする上で、メニーウェイを大切にしていて、オンでもオフでも使えるアイテムや、ベストの下にショートジャケットをレイヤードして、セットのアイテムをメニーウェイで着れるようなアイテムをたくさんデザインに取り入れています。」とこだわりのポイントを語りました。

○■「CIS.」の注目アイテムを紹介



今回発売されるのは、トータル14アイテム。中でも注目のアイテムの特徴を紹介します。

○『カーブカットジャケット』


「CIS.」のアイコニックである『カーブカットジャケット』は、左右アシンメトリーなフロントデザインが特徴の一枚。ボタンレスでさっと羽織るだけでニュアンスのある着こなしが実現します。派手すぎず、よく見ると左右違うところが女性の心を掴むディテールになっていました。

○『ロングベスト&ショートジャケット』


ロングジレとショートブルゾンがセットになったレイヤードジャケットは、ジャケットとジレの重ね方を変えたり、別々に着こなしたりと様々な表情・着回しを楽しめます。ショートジャケットの裾のカットワークをV字にしていたり、ロングジレの背中にはタックが入っていたりと遊び心のあるデザインもポイントになっています。


セットアップの『ファンシーポケットパンツ』(2万790円)は、オーバーサイズでゆったりとしており、どんな体型の人でも脚長効果などスタイリッシュに着られるようこだわったのだそうです。


○『ジャコット』


デニムライクの『ジャコット』は、ジャケットとコートのいいとこ取りが出来る一品。ウエスト位置まで深く入ったサイドスリット、バルーンに仕立てた袖口、ラウンドしたポケットのフラップにはロープを入れ込みもこっとしたふくらみ感を出したりと、こだわりを詰め込んだディテールにも注目です。


○『ベアセットアップ』


SUIT SQUARE初となるビスチェを採用した『ベアセットアップ』は、ベアトップとタックパンツのセットアップ。ベアトップは、背面にドレスのようなギャザーを寄せてゴムを仕込み、裾が広がるロマンティックな印象に。ジャガード素材とスムースな素材のオフホワイト、ブラックの3パターンから好みのタイプを選ぶことができます。

○『レイヤードスカート』


『ベアセットアップ』のスムースな素材と同じ素材で作られた『レイヤードスカート』は、プリーツ風のピンタックを入れたミディ丈とロング丈をそれぞれ単体でも活用できる着回し力の高さもありつつ、重ねることで新たな雰囲気もかなうアイテムです。どちらもバックウエストにはゴムを配しており、履き心地にもこだわっているのだそう。

○『コルセットワンピース』


ジャケットライクなテーラードカラーのワンピースに、コルセットを合わせたきれいめモードスタイルが一枚でかなう『コルセットワンピース』は、コルセットは単独でミニスカート風に着こなしたり、パンツの上に重ねて使用することも可。


ワンピースは軽めの一重仕立てのため、インナーにニットを重ねてロングシーズンで着用することもできます。

○『IDカードケース』


黒石氏がブランドを立ち上げるにあたり、最初に作りたいと思ったのが『IDカードケース』だったのだそうです。クリアなケースタイプが多い社員証を、せっかく「CIS.」の服を切るのであればおしゃれなパスケースがあっても良いという思いから、カードホルダーやコインを収納できるようにデザインし、これ一つで会社で過ごせるようにと作ったといいます。



カチッとしたオフィスシーンでもオシャレを楽しみたいけど、なかなか踏み出せないと悩んでいる人も多いはず。「CIS.」はビジネスウェアでありながらもオフでも取り入れたくなるスタイリッシュなアイテムが揃っていました。



「CIS.」のアイテムは、9月17日からはECにて先行発売、店頭においては、9月20日よりSUIT SQUAREなど計15店舗で発売を開始します。細部までこだわり抜いたデザインを、実際に確かめてみては?



吉川夏澄 よしかわかすみ アパレル、スポーツジムのインストラクターをなどを経験し、現在はOLライターとしても活動中。ファッションをはじめ、コスメ、スキューバダイビング、美食、辛いもの……など幅広い興味を記事として投稿中。 instagram : kassunne67 この著者の記事一覧はこちら(吉川夏澄)

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