開幕まで1年を切った陸上の世界選手権東京大会(25年9月13〜21日)のマラソンコースが発表された。14日、都内で開催されたイベント「東京2025世界陸上 1 Year To Go!」内で公表された。
東京・国立競技場発着でトラックを約2周してから公道へ。序盤は登りと下りがあり、6キロ付近からは平らな道となる。神保町からは1周約13キロのコースを2周する。1周につき3回の折り返しがある。37キロから40キロ付近までは登り坂が続く。スタジアムが発着となるのは、13年モスクワ大会以来。6カ所の折り返しがあった昨年10月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)と似たルートとなった。
男子で同大会を制し、今夏のパリオリンピック(五輪)に出場した小山直城は「いいイメージを持っているので、このコースでよかった」と歓迎。終盤の曙橋付近がポイントとなると見立てた。厳しい暑さが予想されるが「帽子やスペシャルドリンクで対策していきたい」と見据えた。
すでに来年の世界選手権マラソン代表の選考基準も発表されており、ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズの第4期で1位となった上で参加資格有効期間(23年11月5日〜25年5月4日)内に参加標準記録を突破するか、基準ワールドランキングを満たせば内定。世界陸連(WA)エリートプラチナラベルレースで日本新記録をマークし、JMCシリーズ第4期の選考競技会の最終戦終了時点で日本記録保持者となった場合も代表入りとなる。そのほかにも、指定の選考競技会で参加標準記録を突破した選手や、参加資格を満たした上で基準ワールドランキングでも上位につける選手選考対象となり得る。
JMCシリーズ第4期は24年3月31日〜25年3月までが対象。同シリーズの選考競技会には男子が防府読売、福岡国際、別府大分毎日、大阪、東京の5大会、女子が大阪国際、東京、名古屋ウィメンズの3大会が指定されている。参加標準記録は男子が2時間6分30秒、女子が2時間23分30秒。現時点での突破者は、男子が平林清澄、女子が前田穂南、安藤友香、鈴木亜由子、新谷仁美、加世田梨花、松田瑞生となっている。
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マラソンは女子が9月14日、男子は9月15日で、ともに午前8時開始を予定している。【藤塚大輔】
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