【ラグビー】衝撃の4トライ!日本代表FB矢崎由高「1敗もせずに荒ぶるを」早大開幕勝利に貢献

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2024年09月14日 16:55  日刊スポーツ

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関東大学対抗戦の立大戦、前半にトライを決める早大FB矢崎由高(撮影・松本航)

<関東大学ラグビー対抗戦:早稲田大57−6立教大>◇14日◇東京・駒沢陸上競技場



日本代表の主力に成長した早稲田大の先発FB矢崎由高(2年=桐蔭学園)が、4トライで開幕戦勝利に貢献した。


プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝き、ファンへ「1敗もせずに『荒ぶる』を取りたいと思います」と宣言。大学日本一になった時のみ歌える「荒ぶる」を目指すシーズンが始まった。


12−6で迎えた前半33分、相手陣で日本代表活動を経験したフッカー佐藤健次主将(4年=桐蔭学園)からのパスを受けて突進。相手のタックルで体勢を崩されながらも突破し、貴重なトライで主導権を握った。


前半を26−6で折り返すと、後半16分には持ち前のスピードを生かした。自陣10メートルライン手前でボールを受けてラインブレーク。味方のサポートも利用しながらステップで抜き去り、約60メートル独走トライを決めた。


38−6の後半28分には自陣から味方が防御ライン裏にキック。バウンドを合わせて捕球すると相手はおらず、約55メートルを走りきって3トライ目をマークした。


45−6で迎えた後半35分にはラックからトップスピードでボールを受け、相手防御の合間をすり抜けた。そのままインゴールにたどり着いて4トライ目。観客席からは拍手が送られた。


日本代表は1月にエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が就任。6月のイングランド戦でデビューを飾ると、非テストマッチを含めて代表戦6試合連続先発と存在感を示した。


現在開催中の「アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ」は1次リーグのカナダ戦(8月25日、バンクーバー)に出場し、帰国後に早稲田大に合流。ジョーンズHCには「とても良い素質。ラグビー界のオオタニになれる」と評され、米大リーグのドジャース大谷翔平を引き合いに期待を受けている。


6年ぶりの対抗戦優勝を目指す早稲田大は次戦、22日に東京・秩父宮ラグビー場で日体大と対戦する。【松本航】

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