パリオリンピック(五輪)バスケットボール女子日本代表の馬瓜エブリン(29=デンソー)が14日、自身SNSで、日本協会強化トップの東野智弥技術委員長の続投方針に疑問を投げかけた。
「プレーの良し悪しは選手の責任」と前置きしたうえで、「ただ明らかに組織崩壊してて、現場と感覚ズレてて、任命責任あるのに選手に責任転嫁する人がまた次も決めるのなんで?やめた後また責任取らないのに?」などとつづった。
21年東京五輪では銀メダルを獲得した日本は、パリ五輪では1次リーグで敗退した。東野委員長は11日の理事会後の記者会見で、恩塚亨監督の退任などを公表。パリ五輪の総括において、選手選考も含めて疑問を呈していた。
同委員長の任期は来年6年まで。エブリンは「うまくいかなくて、でも形にしようと、もがいてた選手、スタッフは喪失感すごくて、任期満了していい思いできるのは1人っておかしいと思わないのかな」とも続けた。
これを受けて日本協会副会長でもある島田慎二Bリーグチェアマンは、テキスト投稿サイトnoteに、「選手からも不満の声が爆発していることは、かなり異例の事態」と投稿。日本協会やBリーグ、Wリーグなど、各団体が力を合わせて国内バスケの発展を目指していることに言及したうえで、「にもかかわらずこのような状況になっていることは残念です」などとつづった。
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さらに「誰かの責任で解決する前に組織としてこの状況をどう捉えて、どうすべきなのか。透明性ある対応、信頼関係を築く努力をしていくことが、未来に向けて何より大切」とも受け止めた。
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