真田広之「東洋が西洋と出会う夢のプロジェクト」 サワイ「ヒロ」が「扉開いた」エミー賞18冠

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2024年09月17日 08:58  日刊スポーツ

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エミー賞18冠に輝いた真田広之ら(ロイター)

米テレビ界で最高の栄誉とされるエミー賞の授賞式が15日、米ロサンゼルスのピーコック劇場で行われ、俳優真田広之(63)が主演、製作総指揮を担ったドラマ「SHOGUN 将軍」が、ドラマ部門の作品賞を含む最多受賞記録を達成。真田は初の主演男優賞に輝き、英語以外の言語で作られた作品として初めて同部門の作品賞を受賞するなど歴史的快挙を成し遂げた。


9月8日に発表された主に製作・技術に携わる人々に贈られるクリエイティブ・アーツ・エミ−で、撮影賞や編集賞、衣装デザインやキャスティングなど14部門に輝いていた「SHOGUN 将軍」はこの日、主要部門でさらに4つの賞を獲得。ひとつのシーズンの作品として史上最多となる計18の賞を受賞する記録を打ち立てた。


武将、吉井虎永を演じた真田は主演男優賞に輝き、アンナ・サワイ(32)も主演女優賞を獲得。ともに日本人俳優として初のエミー賞を手にした。一方、助演男優賞にノミネートされていた浅野忠信と平岳大は、受賞を逃した。


男優賞を受賞した真田は、登壇してトロフィーを受け取ると「本当にありがとうございます。素晴らしい候補者のみなさんとこの場にいられて本当に光栄です」と英語でスピーチし、スタッフやキャストらに感謝の言葉を述べた。


時代劇を継承し、支えてきたすべての方々や監督、諸先生方に心より感謝しますと述べた真田は、「あなた方から受け継いだ情熱と夢は海を渡り、国境を越えました」と話し、「この作品は敬意が込められた東洋が西洋と出会う夢のプロジェクト。人々が一緒に力を合わせれば奇跡を起こせることを教えてくれました。私たちはよりよい未来を一緒に作ることができます」と力強いメッセージでスピーチを締めくくった。


サワイも「私を信じ、このような大役を任せてくれてありがとうございます」と英語でスピーチし、真田を「ヒロ」と呼んで「扉を開いてくれた」と感謝を述べた。


同作は、1975年に発表されて世界的ヒットとなった戦国時代の日本を舞台にした小説が原作の戦国スペクタクルドラマで、80年にも俳優三船敏郎さん主演で米国でドラマ化されている。今年5月には、シーズン2と3の制作も発表されている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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  • 三国志やキングダムと同じで国取り大合戦は世界共通でウケるネタなのかもしんないね (´・Д・)」
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