36歳・年収1500万円医療従事者「基本的にケチなので、損をすることに恐怖がある」と語る男性の積立投資5年間の運用成績は?

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2024年09月20日 06:10  All About

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All Aboutが募集している「積立投資の実体験エピソード」から、周りの方が資産運用にどのように取り組んでいるのか、運用目標や運用方針、成功体験から失敗事例などを見ていきます。今回は新潟県に住む36歳男性の積立投資エピソードです。
2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態を覗く機会は限られます。

ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。

シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

36歳・年収1500万円医療従事者男性の積立投資の取り組みと運用成績は?

今回は新潟県に住む36歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。

家族構成

本人、妻(31歳)、未就学児の子2人

金融資産

世帯年収:本人1500万円、配偶者0円
世帯金融資産:現預金5000万円、リスク資産1100万円

リスク資産の内訳

・投資信託:1100万円

積立投資実績

(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)/NISA:2020年から、ジュニアNISA 2020年から2023年まで(子供2人分)、iDeCo/2019年から
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)/NISA:2020年から、特定口座:2021年から2023年まで

2019年から積立投資を続けてきたという今回の投稿者。

現在の投資額はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に新NISA「月30万円」、iDeCoに「月約1万2000円」で、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に新NISA「月約8万3000円」で積み立てしているとのこと。

運用実績についてはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が「元本650万円→運用益込830万円」、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は「元本200万円→運用益込310万円」と、積み重ねがしっかりと利益を生み出している様子(※数字は2024年夏場以前のもの)。

「積み立て投資を始めた直後にコロナショックがあり、そこからの回復とともに大幅に評価額が増加しました。2023年で廃止されたジュニアNISAも子供2人分を可能な年数だけ満額で積み立て、リスク資産の割合を増やすことができました」と成績を語る投稿者。

「運用額が増えることで、含み益も増加し投資における元本の大きさの重要さを再認識しました。投資をする前は、金融資産が預金のみというバランスの悪い資産配分となっていましたが、NISAやiDeCoを始めるとともにリスク資産の割合を増やし、現在金融資産の2割弱がリスク資産となっています」とコメント。

「昨今のインフレの状況では、預金は極めて割が悪くリスクのある運用となってしまっていました。この状況が大きく変わることはないと思いますので、リスク資産の割合は3〜4割程度まで増やしていく予定です」と説明されています。

36歳・年収1500万円医療従事者男性の思う積立投資のメリットや新NISAのプランは?

積立投資を始めてよかった点として、「不安定な時代なので、本職以外で安定的な収入は精神的な安定につながるメリットがあると考えます」と回答。

引き出す時期は「現在は子供が小さいことや転勤族で賃貸住まいなので、大きな出費がなく貯めるフェーズと考えています。引き出すタイミングは引き出さないといけなくなったときでしょうか」とのこと。

また「積立を始めた時期が恵まれていたせいか、安定的に含み益が増えているのでやめようと思ったことはありません。うまくいっているからこそ他の投資(暗号資産や個別株、不動産など)につい食指が動きそうになりますが、いろいろ考えた末そこは我慢しています」と語る投稿者。

投資や消費に対するご自身の性格を伺うと、「基本的にケチなので、損をすることに恐怖があり投資も興味を持ってから始めるまで時間がかかってしまいました。また、お金を貯めるのは得意ですが使うのが苦手なので、有意義なお金の使い方について学んでいきたいです」とコメントされています。

積立投資を始める人へのアドバイスとして「新NISAが始まり猫も杓子も投資について語る時代になってきました。インターネット上では様々な情報があふれており、中には詐欺まがいのものもあります。情報の海の中から適切で必要なものを取捨選択する眼力をつけていかなければなりません」とのこと。

さらに「投資に絶対の正解はありません。自分の年齢や性格、家族構成、本業の安定性とリスク耐性等、様々な要素によって最適解は変わってきます。まずは自分の置かれた状況を分析することが大切だと思います」とコメント。

新NISAについては、「自分の分は年360万円の満額を投資信託に投資し、妻は贈与税の関係から年100万円を投資信託に積み立てていく予定です」と語られていました。

※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします
(文:あるじゃん 編集部)

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