リツが好きそうな味付けを工夫して、栄養バランスだって考えて作っているのに……。私は悲しい気持ちになってしまいます。けれど私の悩みはリツのことだけじゃありません。リツが食べずに残そうとすると、それを見たケイトが怒鳴りだすのです。
ケイトは温厚な性格で、これまでは決して怒鳴ったりなんてしませんでした。なのにリツの好き嫌いに関してだけは何か別のスイッチが入ってしまうようなのです。リツを寝かしつけた後、私はテレビを見ているケイトに話しかけました。
ケイトが小さい頃は好き嫌いをするとひどく叱られていたそうです。私から見ると今の義母はさっぱりした印象の人で、誰かに怒るなんてことはありません。だからケイトが子どもの頃の話は私にはあまり想像できないのですが……。
料理することも食べることも好きな私にとって、無理やり食べさせようとしたり怒鳴ったりするやり方は理解できません。ケイトは私には「ごめん」と言いながらも、リツへの接し方をあらためるつもりがないようです。いったいどうするべきなのか、私は悩んでいます。
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原案・ママスタコミュニティ 脚本・もえこ 作画・金のヒヨコ 編集・井伊テレ子