画像提供:マイナビニュース 大王製紙ブランドの「エリエール」は、11月10日の「いいトイレの日」にちなんで、トイレットペーパーの豆知識を10月30日に紹介。毎日の生活に欠かすことのできないトイレットペーパーについて、さまざまなギモンに回答した。
○なぜシングルとタブルが存在するの?
初めて発売されたロール状のトイレットペーパーは、1890年にアメリカのScott paperが発売したシングルタイプの商品。ダブルのトイレットペーパーは、1942年にイギリスのSt. Andrew’s Paper Millが発売した「ANDREX」という商品で、当時の広告によると、女性や子どもや敏感肌の人のために開発されたのだとか。
肌により負担の少ない商品を開発するために、新たに"ダブル"の技術が取り入れられて以来、シングルにないダブルならではの機能性(やわらかさ、厚み、吸水力など)が支持され、ダブルという選択肢も取り入れられるようになっている。
○シングルとダブルの違いや特長は?
シングルは、ダブルと比べて1ロールあたり約2倍の長さ。1枚の紙でダブルと同程度の丈夫さが求められるため、1枚あたりで見るとダブルよりも丈夫で破れにくい設計になっている。ダブルは、2枚重ねでシートを形成しており、シングルより厚くやわらかいのが特長。
○シングルとダブルはどちらが人気? コスパが良いのはどっち?
日本国内での販売金額で比較すると、シングルが約3割、ダブルが6割以上と、圧倒的にダブルの方が売れているのだそう。
一方、世界的に見るとシングルのトイレットペーパーは少なく、ダブル以上3〜4枚重ねのものが一般的で、アメリカやヨーロッパなどでは、厚みのある商品が好まれる傾向があるという。
コスパ面でいうと、シングルは1ロールあたりの長さが長く経済的に使用できる可能性があるほか、ダブルは水分の吸収性が高く1回あたりの使用量が少なくなることから、どちらも1ロールを使い切るまでの期間はほぼ変わらないのだとか。そのため、好みの使い心地で選ぶといいとしている。(MN ワーク&ライフ編集部)