「まずは動ける体をつくること」TVerオリジナル番組主演の俳優・北村一輝がたどり着いた"長続きするダイエット法"とは？

北村一輝さんが最近"アップデート"したこととは？

2024年9月6日よりTVerで配信されているオリジナル番組「おっちゃんキッチン」。店主・学（まなぶ）が開く小さな食堂が舞台の番組で、お店には夜な夜な悩みを抱えた若者がやってきます。お客さんたちは学がつくるおいしい料理を頬張りながら、愚痴をこぼします。しかし、学は簡単な相槌しか返しません。なぜなら学は、若者とのちょうどいい距離感がわからないから……。学はお客さんたちの愚痴を聞きながら、自身の中の"おっちゃん"もアップデートしているのでした。

「おっちゃんキッチン」で主演を務めるのは北村一輝さん。寡黙だけど、どこか安心感がある役柄を演じています。

そんな北村さんは、私生活で現在ダイエットに取り組んでいるのだとか。今回は北村さんに、日々のダイエット生活を通じて"アップデートした"ことについて話を伺いました。

厳しい食事制限はしない。北村さんがたどり着いたダイエット法

——北村さんは現在ダイエット中とのことですが、どのような食生活を送っているのでしょうか？

北村さん（以下、北村）：ダイエット中ではありますが、食生活に関して最近は特に厳しく制限はしていません。

職業柄、減量することが多く、これまで何度もダイエットをしてきました。今まで実践してきたのはいわゆる「食べないダイエット」で、作品前に急激に体重を落としていました。過度な食事制限は、結果には出やすいですがリバウンドをしてしまうことに前から悩みを抱えていました。

そんな経験から今回は、以前よりも期間を長く取り組んでみようと。ダイエットを頭の中で常に意識をしていると、少し食べすぎてしまっても「次はサラダだけにして、炭水化物は少なめにしようかな」とか、自分の中でバランスがとれるんです。

もともと食べるのが好きなので、ストレスを感じながら食事制限をするよりも、毎日少しずつ調整をしていく今のほうがうまくいっています。今年の春先にダイエットを開始して、スタートダッシュだけ頑張りましたが、あとは好きなものを食べながら無理なく続けられています。

——短期集中の食事制限よりも、毎日の積み重ねが大事なんですね。

北村：食事に加えて、動くことも大切だと思います。僕は今までいろんなパターンの運動にチャレンジしてきましたが、続かないのは「動ける体」ではなかったからだと気づきました。

運動も「無理なく」が大事。まずは動ける体づくりを

——「動ける体」とは？

北村：よく、ダイエットや運動の本ではすぐ筋トレの方法を教えるでしょう？ あれ、普通の人は長く続かないんですよ。もともと運動をしている人は大丈夫ですが、普段何もしていない人が実践するとすぐ疲れてしまいますよね。

運動をしていない人がまずやるべきことは、ストレッチなんです。アキレス腱や脇の下を伸ばしたり、軽くジャンプをする。これを何日か続けるとどんどん動ける体になっていって、歩くのが疲れにくくなるし、自然と階段を上がるのも楽になります。

僕もダイエットのときいろんな運動をしていましたが、毎回しんどかったですね。最近は、動ける体になるための基礎づくりを重視し、ストレッチやジャンプを何回も繰り返していたら、運動をするのが苦ではなくなりました。

——すぐ運動、ではなくまず土台が大事なんですね。

北村：今は定期的にジムへ行って運動をしていますが、走っても30分から1時間とか。運動の前にストレッチをするのですが、そのときに「今日はだるいな。体が動かないな」と思ったら無理せずやらない、なんて日もあります。

一般的なダイエットは、キツい運動や食事制限が多いですが、続けるためには無理をしないことだと実感しました。

——「ダイエット＝ツラいもの」と思い込んでいたので、その考えはなかったです。

北村：特に運動をせず何年も過ごしている方は、まずストレッチをするだけでもだいぶ変わると思います。キツい筋トレだけではなく、体を伸ばすことも立派な"運動"と言えますから。

テレビを観ながら5分でも脇の下や背中を伸ばしたり、軽くジャンプなどのストレッチを繰り返していくうち、徐々に徐々に体が伸びたり柔らかくなって、動きやすくなります。体が軽くなったなと感じたら少し運動をしてみる、みたいな感覚で大丈夫です。

毎日数分、体を伸ばす程度なら無理なくできるじゃないですか。それを何ヶ月か続けてから、さらに運動をしたい方は自然と体が動くようになると思います。

お伝えしたいのは、無理をしないのが本当に大切、ということです。

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