チャルハノールのPKが決勝弾! インテルがCL3連勝…2勝1分で並ぶアーセナルを下す

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2024年11月07日 07:01  サッカーキング

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チャルハノールがPKで決勝弾 [写真]=Getty Images
 チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第4節が6日に行われ、インテル(イタリア)とアーセナル(イングランド)が対戦した。

 一昨シーズンのファイナリストであり、昨季のセリエA王者として今季のCLに参戦しているインテルは、9月18日に行われた第1節でマンチェスター・シティ(イングランド)とスコアレスドローの熱戦を演じた後、ツルヴェナ・ズヴェズダ(セルビア)、ヤングボーイズ(スイス)相手に2連勝。ここまで無敗で勝ち点「7」を積み上げており、ラウンド16のストレートインに向けて悪くないスタートを切っている。

 対するアーセナルも、19日の初陣・アタランタ(イタリア)戦をスコアレスドローで終えた後、パリ・サンジェルマン(フランス)、シャフタール・ドネツク(ウクライナ)相手に連勝。内容面では3試合いずれも難しい試合だったが、きっちりと“勝負強さ”を見せつけ、欧州最高峰の戦いにおける無敗をキープしている。

 2勝1分という成績で並ぶチーム同士の一戦に向けて、インテルを率いるシモーネ・インザーギ監督は、週末にセリエAで大一番のナポリ戦を控えていることもあり、一部メンバーに変更を施す。それでも、ラウタロ・マルティネスやハカン・チャルハノールらは先発に並んだ。一方、アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は、キャプテンマークを巻くブカヨ・サカを筆頭に、ウィリアン・サリバやカイ・ハヴァーツら“主力組”を先発にチョイス。デクラン・ライスは負傷の影響で欠場となったが、一方で約2カ月間の離脱が続いていたマルティン・ウーデゴーアがベンチメンバーに戻ってきた。ケガに悩まされる冨安健洋やリッカルド・カラフィオーリは引き続きメンバー外となっている。

 試合は立ち上がりの2分、インテルがゴールを脅かす。メフディ・タレミのポストプレーからラウタロが頭で繋ぎ、左サイドに流れたピオトル・ジエリンスキがアーリークロスを供給。ボックス右で前を向いたデンゼル・ダンフリースが豪快に右足を振り抜くと、シュートはクロスバーに直撃した。

 その後もインテルがボールを握って敵陣でプレーする時間を増やし、アーセナルはなかなか良い形で攻撃に転じることができない。それでも、両ウイングの強引な突破からチャンスの兆しを見せると、28分には左サイドのガブリエウ・マルティネッリの仕掛けから、クロスボールに対してミケル・メリーノが頭で合わせたが、ヘディングシュートは枠の外へ。

 試合はスコアレスのまま前半アディショナルタイムに突入したが、このままハーフタイムには入らなかった。インテルは敵陣中央左寄りの位置でフリーキックを獲得すると、チャルハノールの蹴ったボールをタレミがダイレクトで逸らし、これがメリーノのハンドを誘発。インテルにPKが与えられた。キッカーを務めたチャルハノールはGKダビド・ラヤの飛ぶ方向を見定めながらシュートを落ち着いて沈める。インテルが先制して前半を終えた。

 アーセナルは後半に入るとメリーノを下げてガブリエウ・ジェズスを投入。ゴール前での仕事を得意とするアタッカーの数を増やし、後半序盤にはゴール前へ侵入する時間を作り出したが、整備されたインテルの守備を完全攻略するまでには至らない。

 決定機らしい決定機は作れなかったが、75分には左サイドからの斜めのパスを受けたハヴァーツが、ボックス内で前を向いて左足を振り抜く。しかし、シュートはヤン・アウレル・ビセックがコースに入り込んでブロック。ネットを揺らすことはできない。

 終盤に入ってもインテルがしたたかな試合運びを見せ、試合はこのままタイムアップ。ここまでCLで無敗をキープしていたチーム同士の一戦は、インテルに軍配が上がり、3連勝で順位は5位に浮上した。CLのホームゲームは11試合負けなし、さらにはCL全試合で無失点と安定した戦いを見せている。対するアーセナルは、2日に行われたプレミアリーグ第10節ニューカッスル戦に続き、公式戦連敗を喫した。

 次節は26日に行われ、インテルはホームでライプツィヒと、アーセナルは敵地で守田英正所属のスポルティングと、それぞれ対戦する。

【スコア】
インテル 1−0 アーセナル

【得点者】
1−0 45+3分 ハカン・チャルハノール(PK/インテル)

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