『ミヤネ屋』が猪口氏宅の火災報道で流した“炎の中の人影”映像に批判も…日テレ局内であがる「報じた意義」

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2024年12月05日 06:10  web女性自身

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11月27日に発生した、猪口邦子参議院議員(72)の自宅マンションでの火災から1週間が経った。猪口議員の夫である東大名誉教授・孝さん(享年80)と長女(享年33)の2人が亡くなる痛ましい事件で、今も原因などの特定が進められている。



テレビ各局も大きく取り上げた、情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ制作、日本テレビ系)が“流した現場映像”が物議を醸している。



それは28日放送回でのこと。事件のことを取り上げた際に、「視聴者提供」の映像を流したのだが、炎が燃え盛るなか、手にペットボトルのようなものを持った女性らしき人物が映されており、ベランダを駆け足で横切る場面などがおさめられていた。



番組では、この映像を流した上で、テロップで「これまでのところ、この人物が誰かや、何をしていたかなどはわかっていません」と伝えていた。



鎮火までに約9時間かかる大火事で、失火原因も未だ特定されないなど、不明な点も多い今回の事件。発生翌日という早い段階で、火災現場にいた特定できていない人物の衝撃的な場面を放送したことに対して、ネット上では妥当性を問う声が相次ぐことに。



この騒動はネットニュースでもいくつか報じられ、産経新聞の取材に対して、日本テレビは「火元が現職国会議員の自宅であり、住宅街にあるマンションでの大規模な火災で周辺住民だけでなく、全国的にも関心の高いニュースの重要な情報を含んだ映像と判断した」と説明している。



ある日本テレビ関係者は、局内での反応について明かす。



「あの映像が流れた瞬間に『大丈夫!?』『えぐくない!?』といった声が上がり、局内でもちょっとした騒ぎになりました。その後、SNSで問題視されたこともあり報道局の上層部で話し合いが行われました。現在は素材を出そうとしても上司の許可がないと出せない”使用禁止素材”となっています」



局内でも波紋が広がったが、日本テレビとしても“報じる意義”を考えた上でのことだったようだ。



「判断が難しい映像であることは承知した上で、番組内で使用した理由として”視聴者提供”、”第一報”だということが大きい。基本的に”視聴者提供”の動画を使用する際には、提供者への詳細な聞き取りをし、その後番組内で協議するなど、あらゆる厳しいチェックがあります。それでも判断がつかない場合は局長にゆだねる。今回は長年報道局にいるプロデューサーや局長が使用を許可しており、“第一報”ということで意義を認め、決断したと聞いています。



なぜあの火事が起こったのか。あの人物が何者かわからないが、鎮火後に捜査が進むときの貴重な状況証拠になります。あの映像を流さないと真実に近づかないという判断だったと聞いています。ただショッキングな映像だったため、第一報のみで必要以上に流さないということにもなったそうです」(制作関係者)



世間からの批判の声に対して、制作関係者はこう続ける。



「局内でも『慎重に判断するべきだった』『先を見越して報じた方がよかった』と意見が割れているのも事実ですが、報道局としては本来の報道が取るべき姿勢を貫いた形です。SNSが“世論の代表”のように取りざたされており、メディアが真摯に受け止めるべきものも多数ありますが、“批判されたらなんでもすぐ取り下げる”ということをしていては報道として“終わり“を意味してしまうと思うのです」

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  • どっかのニュースでコンビニの前で女の人が中国人にめった刺しにされてる防犯カメラの映像流れてだけど?あれはええんか?観てて怖かったけどな?
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