宝塚歌劇の月組「ゴールデン・リバティ」新人公演が12日、兵庫・宝塚大劇場で行われ、6年目の七城雅(ななしろ・みやび)が主演を務め、終演後のあいさつで、感極まって声を詰まらせた。
七城は19年入団の105期生。23年「応天の門」で、新人公演に初主演。同期一番のりで新人公演の主演を得て以来、2度目のセンターに立った。
「新人公演のメンバーそれぞれが、どのように個性を出し、エネルギーをお客さまにお届けできるか。日々、模索しながらお稽古してまいりました。未熟ではございますが、今の自分にできる全てをささげて、この作品と向き合った時間はとても貴重で、とてもたくさんのことを勉強させていただきました」
客席を見渡しながら「そして本日、お客さまに見守っていただき、新人公演をさせていただきましたこと、本当に感謝の気持ちでいっぱいでございます」。大役を務め終えた安心感からか、ここまで言うと感涙。言葉が途切れた。
それでも客席からの温かな激励を受け、「この気持ちをしっかりと心にとめ、明後日からの本公演も精いっぱい頑張ります」と、さらなる精進を約束した。
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本公演は月組新トップ鳳月杏、新トップ娘役天紫珠李の本拠地お披露目公演で、宝塚大劇場で11月16日に開幕。本公演で先輩の姿を見て学びながら、入団7年目までが出演する新人公演の稽古も平行させて、励んできた。
七城は「今日いただいた課題に、しっかりと真摯(しんし)に向き合い、日々成長できますよう、これからも精進してまいります」と誓い、大きな拍手を浴びていた。
ヒロインは22年入団108期生の美渦(みうず)せいかが務めた。
東京宝塚劇場での新人公演は来年2月6日に行われる。
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