歌手マドンナ(66)が、生成AIによって作られたローマ教皇フランシスコ(87)との偽ツーショット画像を自身のSNSに投稿した。画像は、露出度の高い服を着たマドンナに、ローマ教皇が身体を寄せている姿だ。SNSでは「とんでもなく無礼だ」と非難の声が上がった一方で、「ついに年齢相応の恋人を見つけた」という冗談めいたコメントも寄せられていた。マドンナは長年にわたりカトリック教会との確執が続いており、過去にはローマ教皇フランシスコとの対面を求めるメッセージを公開したこともあった。
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マドンナが現地時間13日、生成AIによって作られたローマ教皇フランシスコと親密にしているフェイク画像を2枚、自身のInstagramストーリーでシェアした。
1枚目は、黒いレースのコルセットを着たマドンナの腰にローマ教皇が片手を回し、寄り添っている姿だ。ローマ教皇はマドンナに身体をピタリとつけ、顔を近づけて何かを囁くような仕草をしている。マドンナは、この画像に「見られるのは良い気分…」とコメントを添えた。
もう1枚は、ローマ教皇が黒いドレスを着たマドンナを抱き寄せながら、彼女の頭に顔を当てている様子だ。マドンナはカメラの方を見つめており、ローマ教皇は嬉しそうな笑みを浮かべている。こちらの画像には「週末に向けて…」というメッセージが記されていた。
マドンナとローマ教皇のフェイク画像は、アーティストの「RickDick」という人物が自身のInstagramに投稿したものだ。SNSではこの画像に対して、さまざまな意見が飛び交った。
「これは反宗教だ。我らのローマ教皇を尊敬してほしい。マドンナは自身を恥じるべきだ。」
「とんでもなく無礼なものだ!」
「マジで気持ち悪い。マドンナの負けよ。」
「注目を集めたいのは明らかだ。」
「マドンナは、ローマ教皇と関係を持ちたいの?」
また、マドンナの交際相手が年下男性ばかりなことを揶揄し、「ついに彼女は年齢相応の恋人を見つけたようだ」というジョークも投稿されていた。
マドンナはこれまでにもキリスト教的イメージの使用や不適切な言動でカトリック教会を怒らせるなど、長年にわたり教会との確執が続いている。
1989年リリースの楽曲『ライク・ア・プレイヤー』のミュージックビデオでは、燃える十字架や性的描写が登場したため、カトリック教会や宗教団体から猛批判を受けた。
1990年の『ブロンド・アンビション・ツアー』のステージでは、カトリック教のイメージや性的な内容を使用しているとして、当時のローマ教皇ヨハネ・パウロ二世がコンサートへのボイコットを促した。
2006年のローマ公演では、ステージ上で自ら十字架に磔にされる演技を披露し、それが原因で再び非難を浴びた。
なお、マドンナは2022年に自身のTwitter(現在のX)で、ローマ教皇フランシスコに向けて以下のようなメッセージを記していた。
「こんにちは、ローマ教皇。私は真面目なカトリック教徒です。誓います(I Swear)! これは『私は罵りません(I don’t Swear)』という意味です。」
「最後に懺悔してから数十年が経ちました。いつかお会いして、大切なことについてお話しする機会をいただけないでしょうか?」
そして「私は3度も破門されました。これは不公平だと思います。マドンナより」と締めくくった。
画像は『Madonna Instagram「La Dolce Vita」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)