女優河合優実(23)が15日、大阪・ミナミに13日にオープンしたミニシアター「kino cinema(キノシネマ)心斎橋」で、主演映画「あんのこと」(入江悠監督)特別上映会の舞台あいさつに登壇した。
同作はコロナ禍で薬物中毒から立ち直ろうと懸命に生きた実在の女性がモデル。6月に公開されてから異例のヒットを続けている。キノシネマのオープニング作品に選ばれた。
あいさつでは同作がパリのキノタヨ映画祭で最高賞を受賞したことが発表された。21歳の女性、杏を演じた河合は「国外のお客さんにみてもらって、その土地の人にも届いていることがうれしい」と喜んだ。作品への思いも強く、「数ある仕事と同列に語れないような、つくり方をしていた」と振り返った。
オープンしたばかりの映画館にちなみ、映画館の思い出を質問されると、「映画を見に行って、帰ってきたら、SNSに『きょう映画館にいた人ですよね』」と連絡があったといい、「ちょっと怖い(笑い)」。まったく面識のなかった男性からの「僕の映画に出て下さい」の熱烈オファーだった。これが初出演となった自主映画だったといい、映画館は「始まりの場所です」と告白した。
2歳のときに両親に抱っこされて鑑賞したのは「ラスト サムライ」。「なんとなく抱っこされてみていたような記憶があるような…」と笑った。
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