『光る君へ』ラストに描かれた双寿丸の“成長”　伊藤健太郎「参加できてよかった」

　大河ドラマ『光る君へ』（毎週日曜　後8：00　NHK総合ほか）キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、双寿丸を演じた伊藤健太郎の声を紹介する。

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――双寿丸を演じきって

あっという間に終わってしまって、すごくさみしい気持ちが…途中から後半っていうのもあったので非常にさみしい気持ちもあるんですけど、個人的にはすごく好きなキャラクターだったというか、オリジナルキャラであまり双寿丸のキャラクター的にも型にとらわれすぎず、いろいろフットワーク軽く世界観に飛び込めたっていうのはすごくうれしかったし、もうちょっとやっていたいなって思いはありますけれども、双寿丸で参加できてよかったなというのは非常に思っていますね。

――『光る君へ』の双寿丸について

最初のころとか特にそうですけど、武者としてあそこの家に出入りして、賢子と恋じゃないですけど、双寿丸にとってみれば妹みたいな存在ができてっていう。ある程度成長していく過程を双寿丸を演じるうえでできて、最後さらにちょっとステップアップした双寿丸で終わるんですけど、そういう一人の人物の成長していく過程っていうのを演じるのはすごくやりがいもあるし、だけどどれだけ成長しても双寿丸の根っこにある明るさだったりとか、そういう部分はぶれないようにしようっていうのは、すごく意識して演じさせていただきました。

――印象に残っているシーン

戦のシーンを撮っているときとか、アクションシーンを撮っているときとかっていうのは、命の取り合いというかやりとりなので、双寿丸としても伊藤健太郎としても、やっぱりああいう時代もののアクションシーンを撮るときってすごく気が引き締まるというか、殺す殺されるっていう世界観なのであれなんですけど、賢子とのシーンはすごく心にゆとりもあるシーンが多かったので、すごくそういうシーンは、あと双寿丸にとってみても、ああいう家族みたいなものがすごく経験が少ないというか、ほぼないに近い存在だったから、すごくあのシーンを演じているときは「こんな家庭にいられたら、またちょっと違ったのかな」とか。いろんなことを考えさせられるシーンでもあったので、あの家族とのシーンはすごく好きですね、個人的に。