『光る君へ』「更級日記」記す ちぐさ役・吉柳咲良「元祖オタクのイメージが強くて…」

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2024年12月15日 21:56  ORICON NEWS

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大河ドラマ『光る君へ』の場面カット(C)NHK
 大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、ちぐさを演じた吉柳咲良の声を紹介する。

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――ちぐさについて

元祖オタクのイメージが強くて、『源氏物語』というものに対してすごく熱が入っているというか。ずっとたぶん彼女の心をすくてくれていたものだと思うし、その出会いがすごく彼女の将来を作っていったんだなと思うくらい、やっぱり熱がすごいなというふうに思って、『更級日記』も本当に一冊がそれで出来上がっているくらいだったので、すごくちゃんとオタクだなっていうのは、自分にも似ている部分を感じて、すごくかわいらしいなって。年相応のかわいらしさを持った、本当に好きなことに対しての集中力がすごいオタクっていうイメージがやっぱり強いですね。

――まひろについて

まひろさんの役って、すごく頭もいいし、今も愛され続ける作品を作った方だから、すごく本当にすばらしく、すごい方なのにそれをひけらかさないというか、つつましさがあって、すごくすてきな方だなと思っていたんですけど、きょう一緒に同じシーンをやってみて、こちらがすごく熱をブワーって支離滅裂にすごく伝えていても、それを笑顔でずっと受け止めてくださって、作者だからといって「これはこうだと思うよ」とか言ってくるわけでもなく、その解釈を楽しんで聞いている姿がすごく余計に話したくなるみたいな気持ちにさせていただいたので、楽しい時間だなと思いながらやっていました。

――ちぐさにとっての『源氏の物語』

憧れだったり、夢だったり、自分にとっての最初にできた夢みたいなものをすごく与えてくれた作品なんだと思うんですよね。それがたぶんきっと彼女にとってグサグサ刺さっていたりだとか。「こんなすてきな恋してみたい」と思う、きっかけになったりとかしていると思うので。

私憧れとか夢って、若い頃に抱いたものはすごく大人になっても覚えているものだと思っているので、彼女にとってはすごく初めての憧れの存在だったし、夢みたいな物語だったし、少し恋のような気持ちにさせてもらったような作品なのではないかなというふうに解釈しました。

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