1月10日、ビッグローブは2025年シーズンのモータースポーツ支援活動を発表した。ラリードライバーの長尾綱也に加え、ドリフトの国内最高峰カテゴリーに参戦する山中真生、深田一希を新たにサポートすることが明らかにされた。
大手インターネットサービスプロバイダのビッグローブは、ドライビングシミュレーターでトレーニングを重ね、全日本ラリー選手権に参戦する長尾の活動に共鳴し、2024年シーズンから通信面でのサポートを行なってきた。
そんなビッグローブが2025年シーズン開幕に向けて、長尾を引き続きサポートすることを発表。同時に、ドリフトの国内最高峰カテゴリーに参戦する山中真生、深田一希へのサポートを開始し、モータースポーツ支援を拡大することが明らかにされた。
山中真生はフォーミュラ・ドリフト黎明期に活躍したケンジ・ヤマナカの息子だ。2023年にD1ライツに初参戦するとランキング2位を獲得する活躍ぶりを見せた。2024年からドリフトの国内最高峰シリーズのD1グランプリにステップアップを果たし、第9戦お台場では嬉しい初優勝を飾った。2025年シーズンはD1グランプリ、FDJ(フォーミュラ・ドリフト・ジャパン)での両タイトル獲得を狙っている。
深田一希はFDJやD1グランプリで活躍した深田真弘を父に持つ女性ドリフトドライバーだ。FDJ2を経て2025年よりFDJとD1ライツに参戦する。また、シミュレーターを積極的にトレーニングに活用するドライバーとしても知られており、東京オートサロン2024内で開催されたe-D1グランプリでは初代チャンピオンの称号も手にした。
ビッグローブは「3名のドライバーはいずれも、ドライビングシミュレーターを⽤いたトレーニングや競技のシミュレーション、国内外のドライバーとの交流、SNS発信などインターネットを積極的に活⽤しています。ビッグローブは⾼速な光回線『ビッグローブ光』を提供することで、彼らの活動をサポートします」としている。
通信大手かつインターネット黎明期からの老舗企業によるモータースポーツ支援の拡大は、ラリーファン、ドリフトファンにとっても嬉しい驚きとなったに違いない。各ドライバーの今後の戦いぶり、そして更なる展開に期待したい。