1月10日、ホンダは千葉県の幕張メッセで開催されている東京オートサロン2025でプレスカンファレンスを実施し、FL5型シビック・タイプRの特別仕様車『RACING BLACK Package(レーシングブラックパッケージ)』を初公開した。
現行モデルのFL5型シビック・タイプRは、スポーツモデルの本質的価値である『速さ』と官能に響く『ドライビングプレジャー』を両立した究極のピュアスポーツマシンとして2022年に登場。前年に発売された11代目シビックをベースに、タイプRとしての走行性能を高めるため、さらなるロー&ワイドパッケージが追求されている。
今回初公開されたレーシングブラックパッケージは、通常モデルで採用されていた“レッド”のシートとフロアカーペットが“ブラック”に変更され、質感を高めるためにダッシュボードやインテリアトリムにブラックのスエード素材が採用された特別仕様車だ。
インテリア全体を黒で統一し、ダッシュボードにブラックの上質スエード表皮を採用するとともに、ブラックコーディネートされたインテリアパーツを多く配置することで、光の反射ノイズが徹底的に抑制したという。
この“レーシングブラックパッケージ”のメーカー希望小売価格は消費税込みで599万8300円となり、499万7300円の通常モデルから100万1000円高となった。ホンダは「ドライバーがより運転に集中できるようなドライビングをつくり上げることで、新たなドライビングプレジャーをお客様に提供します」としている。
またホンダは、昨年発売された『シビックRS』について、新しい外装塗料の採用することもあわせて発表した。この新外装塗料は、使用するクリア材を従来のアクリルメラミンクリア素材から、より機能が向上した新しいクリア素材に変更。「ボディーの艶感が増し、耐久性は従来と比較し1.5倍以上向上」するとのこと。
このシビックRSで新採用される新外装塗料は、今後国内で発売を予定しているその他モデルについても、順次新しいクリア材への変更が予定されている。