TKRIが2025年スーパー耐久参戦体制を発表。代表片岡龍也がついにドライバーに。奥本隼士も加入

　1月10日、スーパー耐久シリーズに参戦するTKRIは2025年の参戦体制を発表した。2024年にタイトルを争ったチームは新シーズンもST-XクラスにメルセデスAMG GT3で参戦することになるが、ドライバーラインアップに変化が加わった。

　2020年からスーパー耐久シリーズのST-Zクラスに参戦してきたTKRIは、2022年からST-Xクラスにスイッチ。メルセデスAMG GT3を投入し、2023年に初優勝。2024年はシーズン序盤から毎戦表彰台に登る安定した戦いを続け、最終戦での大逆転を許しタイトルには届かなかったものの、チャンピオン争いを繰り広げた。

　2025年に向けては、メルセデスAMG GT3を継続使用。車両を熟知するRSファインがメンテナンスを務め、河野高男監督が率いることになる。ただ、ドライバーラインアップには変化があった。

　AドライバーのDAISUKE、そしてDドライバーとなる中山友貴は継続だが、新たにBドライバーとして、チーム代表ながら最大のライバルとしてこれまでTKRIの前に立ちふさがってきた片岡龍也が加わることになった。TKRIは『TK Racing Invitation』の略であり、片岡のチームだが、片岡自身がドライバーとして加わるのはチーム創設以来初めてとなる。

　また新たに、Cドライバーとして2024年はKTMS GR YARISをドライブしていた奥本隼士が加わることになった。奥本はご存知のとおりラジコン出身の異色のドライバー。メルセデスAMG GT3をどう乗りこなすか注目だろう。

　片岡を師とするDAISUKEにとって、ついに実現する新体制。2024年にチャンピオンに届かなかった悔しさをバネに、悲願成就へ向けて臨む2025年シーズンとなりそうだ。

TKRI　2025年スーパー耐久シリーズ参戦体制
クラス：ST-X
車両：メルセデスAMG GT3
メンテナンス：RSファイン
タイヤ：ブリヂストン（コントロールタイヤ）
ドライバー：A　DAISUKE／B　片岡龍也／C　奥本隼士／D　中山友貴
監督：河野高男