TVアニメ『薬屋のひとりごと』第2期が、2025年1月10日23時40分よりBS日テレ、24時30分より「ABEMA」にて無料配信スタート。これにあわせて、第1期が1月11日から3週連続で毎週土曜日と日曜日に第1期全話が無料一挙放送される。こちらでは、第2期に繋がる第1期の流れ(ネタバレあり)とキャスト、放送情報などをまとめて紹介する。
放送情報
ABEMA無料一挙放送日程(第1期)
初回:2025年1月11日19時〜翌朝6時、1月12日6時〜17時
以降:※以降1月25日(土)、26日(日)までの毎週土曜日19時からと、毎週日曜6時より、第1期全話を無料一挙放送
※放送後1週間、いつでも無料視聴可能
ABEMA毎週放送日程(第2期)
毎週金曜24時30分より放送中(ABEMAアニメチャンネル)
【地上波放送中】毎週金曜23時〜 日本テレビ系にて「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」枠にて全国同時放送
第2期放送情報
BS日テレ:1月11日より毎週土曜22時30分〜
AT-X:1月11日より毎週土曜21時00分〜
※リピート放送:1月14日より毎週火曜4時30分〜
1月18日より毎週土曜6時00分〜
映画・チャンネルNECO:1月19日より毎週日曜24時00分〜
アニマックス:2月1日より毎週土曜21時30分〜
リピート放送:2月2日より毎週日曜 9時00分〜
あらすじ
大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。名前は、猫猫(マオマオ)。
花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。ある日、帝の御子たちが皆短命であることを知る。
今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。
美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。
壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。
稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。
キャスト
猫猫:悠木碧
壬氏:大塚剛央
高順:小西克幸
玉葉妃:種崎敦美(崎は「たつさき」)
梨花妃:石川由依
里樹妃:木野日菜
阿多妃:甲斐田裕子
梅梅:潘めぐみ
白鈴:小清水亜美
女華:七海ひろき
やり手婆:斉藤貴美子
羅門:家中宏
李白:赤羽根健治
翠苓:名塚佳織
小蘭:久野美咲
子翠:瀬戸麻沙美
やぶ医者:かぬか光明
羅漢:桐本拓哉
ナレーション:島本須美
スタッフ
原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)
キャラクター原案:しのとうこ
総監督・シリーズ構成:長沼範裕
監督:筆坂明規
副監督:中川 航
脚本:柿原優子・千葉美鈴・小川ひとみ
キャラクターデザイン:中谷友紀子
美術監督:高尾克己(高は「はしごだか」、ARED)
色彩設計:相田美里
CGIディレクター:永井 有
撮影監督:鈴木麻予(T2 studio)
編集:今井大介
音響監督:はた しょう二(サウンドチームドンファン)
音楽:神前 暁・Kevin Penkin・桶狭間ありさ
アニメーション制作:TOHO animation STUDIO×OLM
製作:「薬屋のひとりごと」製作委員会
登場人物
猫猫:悠木碧
花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働きをしている。毒と薬に異常に執着を持つ。
元来の好奇心と正義感から、とある事件に関わったことで運命が一変する。
壬氏:大塚剛央
後宮で強い権力を持つ宦官。もし女性だったら傾国と言われるほどの美形。
とある事件をきっかけに猫猫の「実力」に気づき、皇帝の寵妃の侍女に抜擢する。
高順:小西克幸
壬氏のお目付け役の武官。マメで気が利き仕事ができ、信頼が厚い。猫猫曰く「癒し系」。
後宮では壬氏同様、宦官として任務にあたる。
玉葉妃:種崎敦美
最も皇帝の寵愛を受けていると言われる上級妃・四夫人の一人「貴妃」。ある事件をきっかけに猫猫を侍女に迎える。
梨花妃:石川由依
現帝の妃で四夫人の一人「賢妃」。
後宮内で噂される「呪い」で御子を亡くし、自らも病に伏してしまっている。病のためやつれているが、本来は玉葉妃とは対象的な雰囲気の凛とした妃。
里樹妃:木野日菜
現帝の四夫人の一人「徳妃」。
幼い故に自身の振る舞いはもちろん、後宮の風習やしきたりの知識が浅い。そのため侍女たちからも軽んじられてしまっている。
阿多妃:甲斐田裕子
現帝最初の妃で「淑妃」であったが、新たな「淑妃」楼蘭妃と入れ替わる形で後宮を去った。
中性的な雰囲気で、男装の麗人のような振る舞いが後宮で人気を誇っていた。
李白:赤羽根健治
若い武官で猫猫曰く出世株。武官らしく鍛え上げられた肉体を持つ。
お人よしだが、自分の信念を貫く真っ直ぐな性格の持ち主。
小蘭:久野美咲
後宮の下女で猫猫と仲が良い。噂好きでおしゃべり。学はないが向上心を持つ一面も。
翠苓:名塚佳織
外廷で働いている、薬草に詳しい謎の官女。猫猫の実力を試すような言動をしているが…。
羅漢:桐本拓哉
軍部の高官でまわりから軍師などと呼ばれている。とても胡散臭いが、その慧眼・采配により、今の地位に上り詰めた。
壬氏に無理難題を吹っ掛けてくるが、その真意は不明。興味のあるものは囲碁と象棋と噂話。
第1期の流れ(ネタバレ注意!)
花街で薬屋を営む主人公・猫猫は、人さらいにかどわかされて後宮に売られ、下女として働くことになった。そんな猫猫の元にある日、“帝の御子の連続死は「呪い」のせい”という噂が届く。呪いの正体を推理した猫猫が妃たちが暮らす宮へ行くと、上級妃の二人が言い争う声が聞こえてきた。好奇心と知識欲が旺盛で「薬」「毒」と聞くと気持ちが昂る猫猫が動き始めるというところから、物語は開幕する。
猫猫は「呪い」の正体を見抜いたことを美貌の宦官・壬氏に知られ、薬師としての知識を買われることに。上級妃である玉葉妃の侍女兼毒見役として働いていくこととなる。給金は上がったものの、「かわいそうな毒見役」であることを同僚に気遣われて暇を持て余す日々。しかし幽霊騒動や壬氏から“媚薬”作成など驚きの依頼を受けながら、2人の関係性は深まっていく。
そんな日々のなか、華やかな大イベント“園遊会”が開幕。帝と4人の上級妃、皇族や高官たちが一堂に会し、次々と披露される出し物で賑わうというものだ。会場は、各妃の侍女同士の諍いの場でもあった。食事の時間となり、出される料理を次々と口へ運ぶ毒見役の猫猫は玉葉妃の料理のなかに毒を検出し、騒動になる。しかし、毒見を終えた料理を前になぜか表情を強張らせる里樹妃の姿に、不審を抱く。調べていくうちに、里樹妃と玉葉妃の毒入りの料理が入れ替えられ、犯人の本当の狙いは里樹妃だったことが明らかに。一体犯人は誰なのだろうか?
次第に園遊会で里樹妃に毒を盛った犯人が、外廷の堀で入水自殺した女官だったという噂が後宮に広がる。しかし、一介の下女が里樹妃を毒殺する理由に疑問を持った壬氏は、猫猫に死んだ女官が仕えていた柘榴宮の調査を命じた。調べていった結果、犯人は阿多妃の侍女頭・風明であることが発覚する。
風明の一件による処罰は、彼女の親族だけでなく、その関係者にまで及ぶ。そこには、猫猫が人さらいに売り飛ばされた商家も含まれていたことで、猫猫は風明の関係者として解雇されてしまう。花街に戻り古巣の緑青館で働く猫猫だったが、結局は壬氏に身請けされる形でまた宮廷に戻ることとなる。
戻った職場は慣れ親しんだ後宮ではなく、外廷にある壬氏の家だった。猫猫はこれまでとは違う待遇に戸惑うが、壬氏から官女になるための試験を受けるように言われる。しかし試験には落ちて、壬氏の部屋付きの下女となることに。
ある日、猫猫は国を滅ぼす原因にもなりそうな美貌の壬氏から「化粧で別人に変えてくれ」と頼まれる。日焼けして見えるようにおしろいを塗り、体にさらしを巻いて不恰好な体型になり、平民の服を着て別人へと変身する壬氏。猫猫は水蓮と高順に引き止められて自分も変装することになってしまい、壬氏と共に街を歩くという展開になっていく。
壬氏と街で別れて里帰りした猫猫は養父・羅門に頼まれて緑青館の離れへと薬を届ける。そこには病に臥せる妓女がいて、猫猫は薬を飲ませつつ、昔の緑青館や当時の妓女たちのことを思い出して物思いにふけっていた。一方、後宮に戻った壬氏は、事あるごとに壬氏に絡み、猫猫に興味を示す軍師・羅漢と話すうちに、猫猫と羅漢が親子であることに気づいてしまう。
そして猫猫はついに実の父、羅漢と対峙することに。軍師であり象棋も得意な羅漢に、猫猫は「勝ったら羅漢は緑青館の妓女を身請けすること」という条件付きで象棋の勝負を申し込む。
勝負の行方にハラハラする壬氏と高順が見守る中、勝利を重ねる羅漢。しかし“毒”を仕込んだ酒を用意した猫猫は、見事に勝利してみせる。条件を受け入れた羅漢は、痩せ細った姿で歌っている鳳仙を身請けすることとなる。実はこの2人は夫婦で、つまり猫猫の実母が鳳仙なのであった。
そして壬氏の家に呼ばれた猫猫は、羅漢の悩みと自分に執着する理由、そして父親に対する複雑な感情を語る。親子関係が一段落したところで、第1期は幕を閉じた。
第2期では、新キャラクター・子翠(CV.瀬戸麻沙美)も交え、またも後宮で巻き起こるミステリーを描いていく。
>>続きは第2期の放送をチェック!
楽曲情報
1クール目オープニング:緑黄色社会「花になって」
第2クール目オープニング:Uru「アンビバレント」
第1クール目エンディング:アイナ・ジ・エンド「アイコトバ」
第2クール目エンディング:wacci「愛は薬」
(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会