昨年末、過去に女性との間で深刻なトラブルを起こし、“解決金”として約9000万円を支払ったと報じられた中居正広(52)。騒動発覚から20日間にわたって沈黙を貫いていた中居が所属事務所の公式サイトでコメントを発表した。
報道後、中居がレギュラーを務める各番組は放送休止や差し替えを余儀なくされた。1月7日の『ザ!世界仰天ニュース4時間SP』(日本テレビ系)では、司会を務める中居の出演シーンがすべてカットされて放送されるなど、騒動の余波は広がるばかりだった。
そんななか、1月9日19時に所属事務所「のんびんりなかい」の公式サイトで《お詫び》と題した謝罪文が掲載された。
まず、中居は《この度は、皆様にご迷惑をお掛けしていること、大変申し訳なく思っております。報道内容においては、事実と異なるものもあり、相手さま、関係各所の皆さまに対しては大変心苦しく思っています》と謝罪しつつ、一部報道を否定。
続けて、《トラブルがあったことは事実です。そして、双方の代理人を通じて示談が成立し、解決していることも事実です》と、トラブルを起こしたこと自体は認めたうえで、《解決に至っては、相手さまのご提案に対して真摯に向き合い、対応してきたつもりです》と主張した。
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そして、こうも綴っている。
《このトラブルにおいて、一部報道にあるような手を上げる等の暴力は一切ございません》
「現状、事実上の活動休止状態の中居さんはこれ以上事態を悪化させたくないと考え、今回の声明を発表したのだと思います。トラブルを認め、ファンや関係者に対して謝罪をすることで、テレビ局やスポンサー、視聴者に対する説明も同時におこなう狙いがあるのでしょう。
しかし、肝心のトラブルの内容については《先方との解決に伴う守秘義務がある》として、詳細は明かしていません。示談金の説明などはなく、暴力および当事者以外の関与がなかったという点のみの否定に留まりました。
そのため、『9000万円は本当に払ったのか?』『一体何をしたらそんな金額を払うことになるのか?』という疑問は晴れないまま、改めて示談金の巨額さが際立つ形となってしまいました」(スポーツ紙記者)
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異例ともいえる億近くの示談金が支払われた背景にはどんな可能性が考えられるのだろうか。本誌が24年12月27日付の記事で、アリシア銀座法律事務所の竹森現紗弁護士に聞いたところ、以下のような回答があった。
《一般的に9000万円の示談金はかなり巨額です。人が亡くなるなど、生死に関わるような場合や、高度な障害が残って就業ができなくなるなどの場合が考えられます。これまで高い収入を得ていた人が働けなくなってしまったような場合には、示談金が高額になるケースもあります。
もしくは、被害届を出されたくない、または取り下げてほしいなど、どうしても内々に解決したくて相手に納得してもらうためなど、いろいろな状況を考慮して、裁判では認められないような相場よりも高い金額を支払って解決することはあり得ると思います》
過去、芸能人がトラブルにおいて高額の示談金を提示したケースは実際にいくつかある。
「16年にホテルの従業員女性に暴行を働いたとして、強姦致傷容疑で逮捕され不起訴処分となった俳優の高畑裕太さんの示談金は1500万円であったと報じられています。
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一方、19年に俳優の新井浩文さんは派遣型マッサージ店の女性従業員に乱暴したとして、強制性交罪に問われ、起訴直前に2000万円の支払いを申し入れましたが、拒否されました。
単純に比較することはできませんが、これらのケースを見ても中居さんの報じられている示談金の額はやはり破格ですね」(前出・スポーツ紙記者)
今回の声明で《示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました》と芸能活動継続の意思を示した中居。巨額の示談金に関する説明がなされず、さまざまな憶測が広がってしまっている今、誰しもが納得する形での復帰は難しいかもしれない。
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