米俳優メル・ギブソン(69)が、7日に米カリフォルニア州ロサンゼルス西部で発生した大規模な山火事で海沿いの高級住宅地マリブの自宅を失ったことが分かった。
ギブソンは9日、ケーブルニュースネットワークNewsNationの電話インタビューに応じ、ロサンゼルスを襲った壊滅的な山火事で自宅を失い、ショックを受けていると語った。
写真や書類、私物、衣類まであらゆるものを失ったというギブソンは、「当然ながら、打ちのめされています。長い間住んでおり、自分の持ち物もすべてそこにありました。すべて灰になってしまい、今はむしろ持ち物の重荷から解放されたような感じでもある」「大切なものだけど、それらは単なる物に過ぎない。私の家族や愛する人たちが全員無事で、健康で安全であることは良いニュース」などと話した。
ギブソンは当時、仕事のために自宅にはおらず、パートナーの女優ロザリオ・ロス(34)と2人の間の7歳の息子は避難して無事だったという。近隣が火災になっていることを知り、「自分の家はまだあるかな」と思ったが、帰ったら案の定そこにはなかったと語り、「鶏は生き残った。驚いた」と付け加えた。
サンタモニカとマリブの間に位置するセレブも多く暮らすパシフィックパリセーズで発生した山火事は10日現在も燃え続けており、1000棟を超える建物が焼失。隣接するマリブにも被害を拡大しており、タレントのパリス・ヒルトンや英俳優アンソニー・ホプキンスらも家を失った。マリブの火災では、2006年にギブソンが飲酒運転で逮捕された事件で有名になったレストラン「ムーンシャドウ」も焼失したことが報じられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)
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