「たくさんの誤情報を流されて」松川るい議員 “エッフェル塔写真”炎上に反論するも報告書は未だ非公表…事務所は「党本部に提出済み」と回答

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2025年02月06日 06:10  web女性自身

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自民党の松川るい参院議員(53)が2月2日放送の『サンデージャポン』(TBS系)に生出演。23年7月に話題となった自身のエッフェル塔写真“炎上”騒動について言及した。



松川議員は1月26日、半年ぶりにブログを更新し、「誹謗中傷大国ニッポン〜そろそろいい加減にしよう〜」と題した記事を投稿。《わが日本、そろそろ誹謗中傷社会の度が過ぎるのではないでしょうか。そして、究極のホワイト社会、生きづらい世の中になりました。窮屈で窒息しそう。誰もが看守で誰もが被疑者みたいな》と切り出し、斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で誹謗中傷を受けていた竹内英明元県議が死亡したことや、中居正広(52)の騒動に触れたうえで、こう綴っていた。



《どんなことがあっても(仮に叩かれている本人に多少の非があったとしても)、真実も知りようもない、直接関係もない他人が誹謗中傷で誰かを死に追いやっていいはずがありません。批判と誹謗中傷は違います》



この日の放送で松川議員は「ブログタイトルが刺激的過ぎたかなと思ってるので。気分を害された方には、すみませんと申し上げておきたいと思います」と謝罪したうえで、「ただ、SNS上の誹謗中傷は度を越していると思っていた」と語り、誹謗中傷の例として自身の騒動について触れた。



松川議員は23年7月、国会議員4人を含む地方議員ら合計38人で海外研修としてフランスを3泊5日で訪問。エッフェル塔の前でポーズをとった写真をSNSに掲載したことに加え、子どもを連れて行っていることも判明し、ネットで《これって観光旅行じゃないか?》《税金使ってフランス旅行か》などと批判される事態に。また、純粋な研修にあてられた時間はわずか6時間との報道もあり、研修内容の開示を求める声も多くあがっていた。



このときのことについて、松川議員は「私、研修について本当にたくさんの誤情報を流されて。大使館にお守りをさせたんじゃないかとか、税金が使われているとか…。報告書は研修後すぐに出したんです。公式のものも、自分自身の個人の政治家のものも。でも未だに出してないって言われ続けている。誤情報に基づいたイメージでこういう風なご批判をいただいているとしたら自分はすごく悲しい」とコメント。



誤情報のせいで誹謗中傷を浴びたと反論した松川議員だが、ネット上ではこんな声があがっている。



《報告書は出したけど、結局公表はしてないでしょ?》
《松川さんが誹謗中傷をやめようと言っても全然説得力がない》
《批判と誹謗中傷を一緒にするな》



フランス研修については、23年9月に本誌が「報告書の公表の予定はあるのか?」「あるとしたら、いつごろか?」と問い合わせたところ、自由民主党本部女性局から次のような回答があった。



《報告書は既に取りまとめております。今後、来年の女性局の活動方針を決定する過程である「女性局ブロック会議」において研修会のあり方や報告書に書かれている内容を具体化していくための内部資料として活用する予定であります。なお、組織内の研修会ということ、および内部資料という観点から公表する予定はありません》



つまり、このときすでにフランス視察に関する公式の報告書は作成されていたが、あくまで内部資料という扱いで公表されることはなかった。その後、松川議員は23年10月にブログで「女性局海外研修について」と題した“釈明”記事を公開したが…。



「騒動から記事公開まで時間がかかったことに加え、肝心な研修の行程はほとんど書かれていませんでした。そのため、《正式な報告書を提示すべき》と、さらに批判の声が集まることになったのです。あの記事を個人の報告書とし、国民に対して十分な説明責任を果たしたと言うのは無理があるでしょう」(全国紙政治部記者)



そこで、今回の番組での発言を受けて、改めて松川議員の事務所に報告書について問い合わせたところ、メールで回答があった。



まず、ブログの記事をもって“国民への公表”としているのかという質問に対しては、「政治家個人として、国民の皆様にお伝えしたい点について掲載しました。公式報告書については事務局とともに作成し、2023年9月上旬に党本部に提出済みです」との答えが。



ブログの記事に研修の行程が入っていなかったことと、記事と党本部に提出した公式の報告書の違いについて尋ねると、「公式報告書は、参加者に対して行ったアンケートの結果を踏まえ、事務局と共に作成したものです。松川自身の報告については、公式ブログにて掲載した通りです」とのことだった――。



公式の報告書は確かに提出したようだが、結局その内容は公表されず、謎に包まれたまま。これでは松川議員の言う「たくさんの誤情報」が何を指しているのか判断できようもない。

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  • 竹内議員と同列には考えるのはおかしい。竹内氏は明確なデマ、それによる謂れのない誹謗中傷、自身や家族の身の危険を感じる事態が現実に起こった。
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