第30回クリティックス・チョイス・アワード(放送映画評価協会賞)授賞式が7日に米サンタモニカで行われ、3月2日に発表されるアカデミー賞で作品賞や監督賞、主演女優賞など主要部門を含む6部門にノミネートされている「ANORA アノーラ」が映画部門の作品賞を受賞した。
同作はニューヨークを舞台にストリッパーでセックスワーカーの主人公がロシア人富豪の御曹司と駆け落ちする現代版シンデレラストーリーで、カンヌ国際映画祭ではパルムドールを受賞している。主演男優賞はオスカーの呼び声が高い「ブルータリスト」のエイドリアン・ブロディ、主演女優賞には今年の賞レースを席巻している「サブスタンス」のデミ・ムーアがそれぞれ輝いたほか、監督賞は「ウィキッド ふたりの魔女」のジョン・M・チュウ監督が受賞した。
テレビ部門では、俳優真田広之(64)が製作と主演を務めた「SHOGUN 将軍」が、ゴールデン・グローブ賞に続いて作品賞や主演男優賞を受賞するなど4冠を達成。浅野忠信(51)も助演男優賞を獲得したほか、穂志もえか(29)が助演女優賞に輝いた。
米国とカナダの批評家によって組織される放送映画批評家協会の会員の投票で決まる同賞は、1月12日に授賞式を開催予定だったが、同7日にロサンゼルスで発生した大規模な山火事の影響で延期されていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。