日曜劇場『御上先生』の場面カット(C)TBS 俳優の松坂桃李が主演を務める、TBS系日曜劇場『御上先生』(毎週日曜 後9:00)の第4話が、9日に放送された。以下、ネタバレを含みます。
【写真】「もう一人の主人公」神崎が副大臣へ”直撃取材” 第4話では、冴島(常盤貴子)と国家公務員採用総合職試験会場で起こった殺人事件の関係が公になり、神崎(奥平大兼)は責任を感じ冴島のパート先を訪れるが、すでに辞めた後だった。そんな中、教室では御上の提案で、生徒たちは議論を始める。
また、隣徳学院に届いたヤマトタケルを名乗る人物からの一枚のFAX、是枝(吉岡里帆)は自分なりの答えに辿り着き…というストーリーだった。
学園祭の展示企画として、東雲(上坂樹里)が主導する形で「教科書検定の罪」と題した内容を提案。しかし「政治性の高いものは高校生の文化祭に相応しくない」という理由から実施の許可が降りず、生徒たちからは「じゃあ何で18歳に選挙権くれるんですか? って話でしょ」と不満の声が漏れる。
生徒たちの中でも企画実施へさまざまな声があがるなか、御上の提案でディベートが行われる。議論を重ねて、足並みがそろった生徒たちは“プラン御上”を駆使し、学校側のチェックをかいくぐって、展示企画を強行開催した。
学園祭当日は「一番見てもらうべき人」である文科省の副大臣が来訪し、見事のそのメッセージをぶつけることができた。文科省としては痛いところをつかれるような内容とあって、不機嫌そうに会場を後にする副大臣。そこに神崎(奥平大兼)が“報道部”として副大臣に直撃取材をして、公の場で言及させることに成功した。
一連のシーンに視聴者からは「東雲さんと櫻井さんのディベート良かった」「御上先生、完全に生徒たちから慕われてる」「文化祭でクラT作ったり、なんだかんだで青春してる御上クラスのみんなかわいい」「なんだこの深みのある青春は…」「神崎くんがもう一人の主人公すぎる」「学園祭のワイワイした空気をこの作品で見られると思ってなかったのでよかったーだしみんな可愛いし、でも投げかけるものは真撃で…4話もとてもよかった」などの声が寄せられている。
完全オリジナルストーリーで送る本作は、子供が生きる「学校」、大人がもがく「省庁」という一見別次元にあるこの2つを中心に物語は展開していく。未来を夢見る子供たちが汚い大人たちの権力によって犠牲になっている現実、そんな現実に一人の官僚教師と、令和の高校生たちが共に立ち向かう、教育のあるべき真の姿を描く大逆転教育再生ストーリー。これまでとは一線を画した新たな学園ドラマとなっている。