ヤマハ、全日本ロードJSB1000は中須賀克行の1台体制に。ウイングレット採用のYZF-R1を投入

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2025年02月10日 17:00  AUTOSPORT web

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2024全日本ロード:中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
 2月10日、ヤマハ発動機株式会社は『2025年ヤマハ発動機モータースポーツ活動』を発表した。MotoGPやWorldSBKなどの世界選手権から国内選手権まで様々な二輪レースカテゴリーへ参戦する主要チームを明らかにしているが、全日本ロードレース選手権のライダーラインアップは新たにアナウンスされたものとなる。

 MotoGPでは既報の通り、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームからファビオ・クアルタラロとアレックス・リンスが継続起用されてYZR-M1を走らせる。さらにサテライトのプリマ・プラマック・ヤマハMotoGPが増えて、ミゲール・オリベイラとジャック・ミラーの4台体制で戦う。テストライダーはアウグスト・フェルナンデス、カル・クラッチロー、さらにアンドレア・ドヴィツィオーゾがレース現場と密な連携を図りながらマシン開発を進めて、ワールドチャンピオンを目指す。

 Moto2はBLU CRU Pramac Yamaha Moto2を発足させてトニー・アルボリーノとイサン・ゲバラのコンビで参戦することとなった。

 スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)はPata Maxus Yamaha WorldSBK Official Teamからジョナサン・レイとアンドレア・ロカテッリと変更なし。GYTR GRT Yamaha WorldSBK Teamもドミニク・エガーターとレミー・ガードナーが継続参戦する。ウイングレット採用の2025年型YZF-R1を走らせる。

 FIM世界耐久選手権(EWC)はYamalube YART Yamaha EWC Official Teamのニッコロ・カネパが現役を引退してヤマハ・モーター・ヨーロッパのモータースポーツ部門ロードレーススポーツマネージャーに就任。ジェイソン・オハローランが新たに加入して、カレル・ハニカ、マービン・フリッツが継続起用される。

 2024年の全日本ロードレース選手権JSB1000チャンピオンの岡本裕生はPata Yamaha Ten Kate WorldSSP Supported TeamからYZF-R9を駆りスーパースポーツ世界選手権(WorldSSP)に昇格。そのためJSB1000クラスにワークスとして参戦しているYAMAHA FACTORY RACING TEAMには4年ぶりに中須賀克行の1名で参戦することになった。マシンはウイングレットを採用したファクトリー仕様のYZF-R1だ。

 ST1000クラスは、井手翔太(AKENO SPEED・RC KOSHIEN)、豊島怜(DOGFIGHT RACING)の2名がST1000仕様のYZF-R1を駆る。

 ST600クラスは、伊達悠太(AKENO SPEED・RC KOSHIEN)、松岡玲(ITO RACING BORG CUSTOM)、菅原陸(GarageL8 Racing Team)、ステップアップした高橋匠(KAWAKEN GBSracing)の4名が名を連ねており、YZF-R6で争う。

 70周年を迎えるヤマハは2025年も引き続き、1955年当時と同様に「挑戦するこころ」を忘れず、基本方針である「ブランド価値の向上」、「市販車への技術フィードバック」、「モーターサイクルレースの健全な普及」を目的に活動を行うとしている。

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