2023年F1ラスベガスGP ウイリアムズを訪問したジャック・ビルヌーブ ウイリアムズ・レーシングは、チームのアンバサダーのラインアップに、1997年に同チームでチャンピオンとなったジャック・ビルヌーブが加わることを発表した。2009年チャンピオンのジェンソン・バトンとジェイミー・チャドウィックは、2025年もアンバサダーの役割を継続する。
1977年から1982年にF1に参戦した故ジル・ビルヌーブの息子ジャックは、1995年にインディカーでタイトルを獲得した後、F1に転向、ウイリアムズに加入し、2年後の1997年にチャンピオンの座に就いた。ウイリアムズは、その年に両選手権を制して以来、タイトルから遠ざかっている。ビルヌーブは、2006年までF1に参戦、その後は他カテゴリーのレースに出場、F1解説者の仕事も行っている。
ウイリアムズはビルヌーブの加入について、「チームの輝かしい歴史と野心的な未来とのつながりがさらに強化される」と述べている。
ビルヌーブは、「ウイリアムズは私の人生において大切な部分であり、その時期には楽しい思い出がたくさんある」とコメントした。
「再びこのファミリーの一員となり、チームの伝統を称えつつ、その未来を支えられることを、大変うれしく思う」
チーム代表のジェームズ・ボウルズは、「2025年にジェンソン、ジャック、ジェイミーをチームに迎えることができて光栄だ」と語った。
「彼らは、この象徴的なチームを完璧に体現している。つまり我々が築いてきた歴史、将来のチャンピオンに投資しモータースポーツへのアクセスを解放してきた誇り高い伝統、そして再び歴史を作ろうという我々の野心と決意を示している」
「ジェンソンとジャックは、ウイリアムズでF1デビューを果たし、その後、ワールドチャンピオンになった。ジェイミーはウイリアムズ・レーシングのドライバーとして、またリア(・ブロック/ウイリアムズ・レーシング・アカデミーのメンバー)の指導者として、モータースポーツ界における女性の限界を打ち破った。ウイリアムズの物語の次の章に彼らを迎えることができてうれしく思う」
バトンは2021年にウイリアムズのシニアアドバイザーに就任。今年はバトンにとって、2000年にウイリアムズでF1デビューを果たしてから25年目に当たる。
チャドウィックは、2019年にウイリアムズ・ドライバー・アカデミーに加入し、開発ドライバーに就任。女性ドライバーのみが参戦するシングルシーター選手権Wシリーズのタイトルを3度獲得、2023年からアンドレッティ・オートスポーツからインディNXTに出場し、優勝も達成した。ウイリアムズF1内の役割は、2024年にはウイリアムズ・レーシングのドライバー兼F1アカデミーのアドバイザーとなり、今年はアンバサダーとして紹介された。