「令和サスペンス劇場『弁護士 六角心平 京都殺人事件簿』」より主演の船越英一郎 (C)BS日テレ 俳優の船越英一郎が主演を務めるBS日テレの新作2時間ドラマ「令和サスペンス劇場『弁護士 六角心平 京都殺人事件簿』」が、3月29日午後7時から放送される。
【写真】漂うサスペンス感…23年ぶりに共演する船越英一郎&黒木瞳 “サスペンスの帝王”の異名を持つ船越が、新作サスペンスで演じるのは、仕事も亭主もクビになり、世捨て人のように京都へ逃れてきた男。そこから新たな出会いや再会を通じて弁護士としての使命に再び目覚め、難事件に立ち向かう。天才人形師の謎の死、多額の借金が招いた半グレ集団との交わり、警察の捜査を撹乱する新たな事件。生きがいとは何か、家族とは何か、事件を通して、ひとりの男の再生物語がここから始まる。
主人公は、六角心平を演じる船越は本作について、「このドラマが、人間をもう一度見つめ直したり、優しさについて考えたり、家族について想いを馳せたり、さらには年を重ねていくことはどういうことだろうと考えていただけたりと、いろいろなことを考えるきっかけになるとうれしいです」とコメントした。
■あらすじ
家族と別れ、家を出て世捨て人のように京都へ移り住んだ六角心平(船越)。長屋で一人、慣れない家事に四苦八苦しながら、仕事もせず、ぼんやりと毎日を過ごしていた。
ある時、京都で“色の魔術師”と呼ばれた天才人形師・山根和幸(長谷川初範)の遺体が見つかる。事件現場に残された遺留品の手帳には“六角心平”の名前とともに、“要連絡”と残されていた。亡くなった山根と六角の関係とは…。京都府警本部捜査一課、沢井涼子(黒谷友香)は六角の身辺を捜査する。
やがて、山根は3年前から仕事をせず、妻・沙織(床嶋佳子)や息子・明彦(金子隼也)とも離れて暮らし、多額の借金を背負った末に殺害されたことが明らかになる。一方、弁護士・六角心平の復活を願う最愛の娘・美夏(永田凜)は、殺害された山根の手帳に書かれた“要連絡”の文字に触れ、「これは天国からの依頼だよ」と生き生きとしていた弁護士時代へ再び戻るよう強く後押しする。
かつては天才とうたわれた山根が、とある事情で人形師の職をあきらめざるをえなくなったという事実にたどり着いた六角。弁護士の職を捨てて、家族とも離ればなれになり、愛する家族へ本当の気持ちを伝えることができなかった不器用な自分と山根を重ね合わせる。家族のことを思いながら死んでいった山根の無念を晴らすべく、心平は独自の視点で事件を調べると、その先に驚愕の真相が待ち受けていた。
■出演
船越英一郎、黒谷友香、西村和彦、永田凜、紅萬子、斉藤莉生、床嶋佳子、長谷川初範、中西良太、金子隼也