主演映画『大きな玉ねぎの下で』で、バーテンダーを演じている神尾楓珠(26)。自身も、おうちでお酒を作り、たしなむ機会があるという。ちなみに、ふだんは自宅でどんな過ごし方をしているのか。
「リビングのソファに座っていることが多いです。たまに1人でお酒を飲むときは、こういうカクテルじゃなくて麦焼酎ばっかり(笑)。少しでも時間があれば、ずっとサッカーのゲームをしています。親友の萩原利久と伊藤あさひはゲーム仲間でもあって。オンラインで対戦したりもしますよ」
本作は、爆風スランプの同名のヒット曲にインスパイアされた物語。神尾が演じる主人公の堤丈流は、就職活動中の大学生だ。
「丈流は就活がうまくいかずに、少しひねくれてしまっていて。実は僕にも将来に希望を持てない時期があったので、その気持ちを思い出しながら演じました。高校生のとき、サッカーをやめたのが大きな挫折で。その後は、何かに全力で取り組むことがカッコ悪いように思えてしまったんです。でも、この仕事を始めてから、そういう気持ちは少しずつなくなっていきました」
俳優という仕事との出合いは「運命的だった」と話す神尾。一方で意外な本音も語ってくれた。
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「僕、本当は人前に立つことが苦手なんです。だからこそ、選んでもらえるのは当たり前じゃないと思っていて。明日どうなるかわからない仕事だからこそ常に不安はあります。でも芝居は楽しいし、いい仲間たちと出会えたことが僕の心の支えです」
劇中、丈流はバイト先の「連絡ノート」をきっかけに、運命的な出会いを果たす。実際に神尾自身が文字をしたためているのだが、その洗練された美しさがとても印象的だった。
「母親の字がきれいで、昔からそれが誇らしかったんですよね。だから、自分でもまねして書いたりしていました。最近は何かを直筆する機会はなかったんですけど、この作品を通して、手書きの文字にこもる思いの強さを改めて感じて。今度、祖父母に宛てて手紙を書いてみようと思っています」
(ヘアメーク:奥山信次〔barrel〕/スタイリング:大内美里)
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