「30-FDELUX Special Theater 2025『デスティニー―アドラメレクの鏡―』」制作発表記者会見に登壇した鈴木達央 (C)ORICON NewS inc. 声優の鈴木達央が17日、都内で行われた「30-FDELUX Special Theater 2025『デスティニー―アドラメレクの鏡―』」制作発表記者会見に登壇。13年ぶりの舞台出演で意気込みを語った。
【集合ショット】佐藤アツヒロ&今江大地ら豪華メンバーが登場! 冒頭に鈴木は「普段は声の仕事をしているんですが、今回は舞台という自分でも新たな挑戦の場所になっておりますので、皆様にまた違ったスパイスになれるような、そんな芝居をお届けできたらなと思っております」とあいさつ。
鈴木について佐藤は「このシャイターンっていう役はすごく、前回も森田(成一)さんがやってくださったんですけど、本当に声を使ったシーンが多いので。だから、本当にこのシャイターン役には声をお仕事にしている方が。絶対に望まれていると思い、そこで選んだんですよね」と語り部役で製作総指揮の清水順二に投げかけた。
清水は「鈴木さんは元々ね、舞台の朗読劇とか、いろんなものを見させてもらって、アニメの声とか、YouTubeで歌を歌ってるところとか見て、L'Arc〜en〜Cielのね、カバー曲を見て、すごい感動して」と絶賛。「こんな声の表現ができるのかと思って感動して、それで朗読劇を見てオファーさせていただいたっていう。シャイターンっていうのがポイントですから、悪魔役でございます」と起用理由を明かした。
鈴木は「声を使ったっていうところをミソにはしていきたいという風に聞いてはいたので。その中での自分のまた、使える幅は結構広めではあるので、なんかそういったところでのその味付けであったりとか、あとは見ている方たちにもちょっと不気味に映るような何かというものが自分の中で表現できたらいいなとは思ってます」と意気込み。
また全国で上演されることについては「自身がちょっと舞台として立つのがもうほぼ12年ぶりぐらいにはなるんですけど、そんな中で初めてのこの旅公演まで経験できるというのはすごく楽しみでもありますし」と久しぶりの舞台出演と明かしたうえで、「以前、自身でバンドを組んでるときは、やっぱり全国津々浦々回らせてはいただいていたんですけれども、違ったまた出会いだったりとか、自分への刺激があるのかな、そして皆さんへも与えるものがまた変わってくるのかなと思うと、すごく楽しみではありますね」と俳優業とは違う場所での経験との異なった得るものがあることを想像し声を弾ませた。
さらに本作に初めて参加となる鈴木は、衣装を着たときの感想を聞かれ「ここまでの衣装を着ながら何かをする。そしてメイクも、フルメイクで何かをするっていうのも初めてだったので、あの衣装もさることながら、こんなにフルメイクをされると、こんなにもメイクって落ちないんだな」と回答。「本当にびっくりしました」とし、「1人でメイクオフのとき、洗面台でパニクってました」と明かした。
また「やっぱり衣装を着るとその気持ちにどんどん変わっていくというか、あと、剣だったりとか槍だったりとか鎌だったりっていうさまざまな得物を、手に取らせていただいたので、キービジュアルの撮影のときに、どれが1番シャイターンに合うのかっていうところで、さまざまなものを持ったっていうのはすごく思い出深いですね」と振り返った。
本作は、「台詞と殺陣」が融合した”アクションプレイ”として、新たなジャンルを確立した演劇ユニット「30-DELUX」の、ユニットの原点とも言うべき作品。12年ぶりの再演となる。
本公演は、4月18日〜27日に東京・サンシャイン劇場、5月3日〜4日に福岡・久留米シティプラザ、16日〜18日に大阪・サンケイホールブリーゼ、23日〜25日に愛知・アマノ芸術創造センター名古屋、28日に埼玉・さいたま市文化センターにて上演される。
ほかに、俳優の佐藤アツヒロ、瀬戸かずや、今江大地、田中精、緒月遠麻、製作総指揮の清水順二、脚色・演出の林明寛氏が参加した。