タイで爆発的ヒット『おばあちゃんと僕の約束』邦題決定！　ポスター＆場面写真公開

　6月13日公開となるタイ映画『Lahn Mah』（原題）の邦題が『おばあちゃんと僕の約束』に決定。併せて、本ビジュアルと場面写真が解禁された。

【写真】“アジアのA24”GDH製作！　映画『おばあちゃんと僕の約束』場面写真ギャラリー

　本作は、祖母、子、孫の三世代が織りなす普遍的な家族の物語でありながら、笑いを交えた新鮮な切り口で描き、バンコクの古く美しい風景の中で繰り広げられるヒューマンドラマ。2024年4月にタイで公開され、年間最大のオープニング成績を記録、世界中で約120億円超の記録的な大ヒットとなった。

　大学を中退してゲーム実況者を目指す青年エム。従妹のムイが祖父から豪邸を相続したと聞き、自分も楽をして暮らしたいと画策。エムにはおかゆを売って生計を立てている一人暮らしの祖母メンジュがおり、ステージ4のがんに侵されていることが判明。不謹慎にもエムはメンジュに近づき、彼女から信頼され相続を得ようとするのだが、そのつつましく懸命に生きる姿や考えに触れていき…。

　主人公エムを演じるのは俳優・ミュージシャンのビルキンことプッティポン・アッサラッタナクン。おばあちゃん役のウサー・セームカムは、78歳にして俳優デビュー。エムの母親をサリンラット・トーマスが演じる。

　製作は“アジアのA24”と称される新進気鋭の映画スタジオGDH。本作で、タイ史上初となるアカデミー賞（R）国際長編映画部門ショートリスト入りを果たした。

　1月22日に、日本最速の観客参加型で邦題を決める試写会イベントが開催された。邦題については、配給元が提案した三つの案に投票するか、他の邦題を思いついた際は空欄に記入するアンケート方式が採られ、集計の結果、多数票が入った『おばあちゃんと僕の約束』に決定。原題の『Lahn Mah』は、直訳すると「孫とおばあちゃん」という意味になるが、一人称になることで主人公エムの思いや、「おばあちゃんと交わした約束とは？　約束は守られるのか？」と2人の行く末にも想像をかき立てられるタイトルとなった。

　ポスタービジュアルは、エムとおばあちゃんが笑い合う姿をとらえたもので、2人の屈託のない笑顔に心あたたまるビジュアルとなっている。

　場面写真では、日傘をさして歩く2人やおばあちゃんの肩をもむエム、家族との食卓や墓参り、祭壇に手を合わせるエムの姿が映し出され、おばあちゃんと孫の関係性やタイの文化や情緒を感じることができる。

　映画『おばあちゃんと僕の約束』は、6月13日より全国順次公開。