SF鈴鹿公式テストが雪混じりで始まる。難条件のセッション1は赤旗終了のなかフェネストラズがトップタイム

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2025年02月18日 14:00  AUTOSPORT web

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2025スーパーフォーミュラ鈴鹿公式テスト サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)
 2月18日、三重県の鈴鹿サーキットで2025年全日本スーパーフォーミュラ選手権最初の走行となる公式テストがスタートした。午前中に行われたセッション1では、サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)が1分38秒040のトップタイムを記録している。

 2025年シーズンのスーパーフォーミュラ開幕戦をおよそ3週間後に控えるなか行われる今回のテストは、開幕前最後の走行かつ、今年から投入される横浜ゴムの新スペックタイヤを履く最初の機会となる。また、鈴鹿サーキット東コース部分の路面舗装が張り替えられていることから、まずセッション1では新タイヤと路面の感触を確かめていく走行になると見られていた。

 しかし、前日夜からの降雪の影響で、天候は晴れながらも路面はウエットコンディションに。スプーンカーブでは粉雪がチラつくなど極寒のコンディションでのテストとなった。なお、テスト二日目に予報されている降雪の影響も考慮され、セッション1と2では走行時間が事前発表より30分延長されての走行となる。

 10時にセッション1がスタートすると、各車が路面の状況を確かめながらゆっくりとコースイン。1周だけ様子見で走行しピットへ戻るマシンが多いなか、坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)が1分57秒983を記録し、今季最初のタイムをマークする。

 ホームストレートではマシン後方に水飛沫が舞い上がるなか、10分経過時点で続々とマシンがコースイン。大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)が1分49秒437でトップタイムを更新するが、三宅淳詞(ThreeBond Racing)が1分49秒299の1番時計を記録する。

 25分が経過するとチラついていた粉雪も止み、コース上もじわじわと乾き始めた。45分が経過したところで、坪井のチームメイトであるフェネストラズが1分49秒111を記録し3番手に浮上する。しかしその後、福住仁嶺(Kids com Team KCMG)がトラブルからか第2コーナーのコース脇にマシンを停めてしまい、赤旗中断となった。

 福住のマシン撤去後にセッションが再開されると、ドライタイヤを履いてアタックをはじめたオリバー・ラスムッセン(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL)が1分46秒051をマークしトップに浮上。ウエットパッチがコース上に残るなかアタックを続け、さらに1分43秒619にタイムを更新してみせる。

 その後は平良響(KDDI TGMGP TGR-DC)がバックストレート脇にマシンを停めて2回目の赤旗中断を挟んだが、残り40分でセッションは再開。コースコンディションが徐々にドライになっていったこともあり、全車スリックタイヤに履き替えてコースインしていく。終盤に向けて各ドライバーが続々と自己ベストタイムを刻んでいくなか、残り14分で大湯が1分38秒219でトップに立つが、すぐさま三宅が1分38秒060で上回る。

 残り11分のところでフェネストラズが1分38秒040をマークすると、三宅に対し0.02秒差をつけるトップタイムを記録する。しかし、残り5分となった時点で坪井がNIPPOコーナーでコースアウトし、グラベルにマシンを止めてしまったため3度目の赤旗が提示されると、そのままセッション1は再開されずに終了となった。

 この結果、セッション1はフェネストラズ、三宅、大湯というトップ3となった。スーパーフォーミュラ公式テスト初日は、お昼休憩とピットビューイングを挟んだ後、14時から午後のセッション2が開始予定だ。

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