写真を待ち受けにすれば「大金が手に入る」。そんな信仰が生まれるほど、カリスマ的な人気を誇る“大物マダムタレント”アレン様。
初のエッセイ本『アレン様は大変!!ぉ怒りになられてます。』(KADOKAWA)の出版するなど、多忙を極める毎日だが、どんなに忙しくてもクリマン(アレン様のファンの総称)との交流を大切にしている。
「ヮタクシって、メディアに出始めたころの売り出され方が、本来の自分の姿とまったく違ったんです。「整形に狂った男」みたいなキャラクターを付けられて。友達からは「いつものアレンと違って、おもしろくない」とまで言われていました。そんな状態でファンになってくれる人なんていないわよね、当たり前に。表に出たいという願望は叶ったけど、それは自分が望んでいた姿ではなくて。どんどん鬱憤がたまっていきました。
そういう時期が何年か続いたある日、もうバカバカしくなっちゃって。SNSで自分の素をさらけ出したの。それこそ、イラつき上げたことを正直に言ったりね。ありのままのヮタクシでいるようになったら、少しずつ見てくれる人が増えていったんです。
ヮタクシも人間ですから承認欲求は少なからずあります。でも、ずっとそれを押しつぶされてきて。誰にも見向きされなかった時期があるから、ファンがいてくれることは当たり前じゃないって、毎日自分に言い聞かせてます。その分、ファンのみんなの承認欲求は少しでも叶えてあげたいの。だから、アレン様に聞いてほしい、見てほしいって気持ちには、なるべくこたえるようにしてますわよ」
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アレン様ほど手厚いファンサービスは、なかなかできることではない。
「ヮタクシね、アイドルなんかがステージで『ここに立てているのはみんなおかげ』って言うのが大っ嫌いなの。だって、心から思ってないでしょ?
ヮタクシは、クリマンへの思いをわざわざ口にはしないけど、いつも行動で示してます。顔や名前を覚えるし、会ったときに『ァンタのことが大事だよ』と直接伝えるの。だからこそクリマンのみんなは、ヮタクシについてきてくれるんだと思います。
知名度があることと、ファンがいることはまったく別物ですからね。たとえば、何百万人ってフォロワーがいる有名人でも、有料でトークイベントをやるとしても、ぜんぜん人は集まらないと思うわよ。でも、ヮタクシには『本を3冊買いなさい!』と言ったら、すぐに『わかりました!』と言ってくれる忠実なファンがいるの。その代わり、ヮタクシもファンの期待は裏切りません!
ヮタクシはクリマンがいないと自分らしくいられないし、クリマンもヮタクシがいないとダメだと思ってくれてる。すごくいい関係じゃない? “推し”ってふつうは一方通行でしょう? だから、恋愛報道が出るとファンがブチ切れるのよね。女装してまで女の家に行ったアイドルがいるらしいけど、そんなのファンはがっかりしますよ。
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クリマンは、ヮタクシが20人のボーイズと楽しんでいても、『先生は好きなように生きてください』とか『感動しました』とか言ってくれますから。ファンと真摯に向き合いたいから、こういうインタビューも原稿の確認も、マネージャーに任せたりしません。もちろん今回の本も、どんなに忙しくても最後の1文字まで自分でチェックしました。こだわりがあるから、ヮタクシは他のバカ芸能人とは違うって、みんながわかってくれてるんだと思う」
【PROFILE】
アレン様
大物マダムタレント。生きる幻。「怒りを我慢しない」「やりたい事は全部やる!」をモットーに、日々、嫌な事にはNOを突き付けブチ切れまくり、この大地獄の世の中で、楽に生きていける術を発信。幼少期から波瀾万丈な人生を歩んできた結果、どんな時も自分を最優先する生き方を貫く姿が、ファンの生きる道標となっている。
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