借金100万円→10年で貯蓄1000万円になった主婦が教える「貯まる片付け術」

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2025年02月19日 06:10  web女性自身

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「自慢できる話ではないのですが、もともとは浪費家で、約100万円の借金がありました。借金は必死で返済し、家を片付けることで貯蓄ゼロの状態から1000万円をためることができました」



こう語るのは、整理収納アドバイザーのなごみーさん(40)。賃貸アパートに夫と子供4人の家族6人で暮らしている。「片付けと貯蓄は密接な関係にある」と考え、実体験をもとにSNSで発信している。



「片付けの大切さを最初に痛感したのは、子供が生まれて間もないころ。引っ越しの際に押し入れの中身を出してみると、いろいろな人に譲ってもらった子供服が段ボール3箱分も出てきました。



まだサイズが大きいからとしまっていたのですが、存在を忘れていて、着るタイミングもとっくに逃していたのです。『きちんと管理できていれば、服を買わなくて済んだのに』とショックでした」(なごみーさん、以下同)



さらにその子供服をフリマサイトで販売したところ、合計20万円ほどで売却できたという。



「モノはお金だ、と強く思いました。もともと自分が買ったものならば、モノを捨てているのはお金を捨てているのと同じですよね」



この経験から、さまざまな片付け術を実践。ムダな支出が抑えられて家計が改善した結果、なごみーさんの収入分をすべて貯蓄に回せるようになり、お金が貯まったというわけだ。



■捨てられるようになれば片付けは8割終了



今回は実際に10年で1000万円を貯めたなごみーさんから「お金が貯まる片付けのステップ」を教えてもらった。



大きく「手放す→モノの住所を決める→しまう→キープする」という段階がある。まずはとにかく“捨てること”が大切だ。



「使っていないモノを手放すだけで片付けはおよそ8割終了です。家は収納が限られているので、モノの厳選が必要。捨てるのが悪ではなくて、使っていないことが悪なのだと理解することです」



初めはモノの多さに絶望するかもしれないが、それでよい。



「相談者の方には絶望が大きいほどよい、とふだんから伝えています(笑)。片付けが苦手な人はとても多いです。できるところから始めて、『捨てる』ことに慣れましょう。まずは冷蔵庫などの賞味&消費期限切れのものから処分するのがおすすめです」



本格的にモノを手放すには、クローゼットや食器棚を見直そう。



「手放す基準は“1年以内に使ったかどうか”“自分が管理できるかどうか”を目安にしてください。特に服は、把握が難しいモノの代表格。わが家ではひと目でわかるように、ハンガーに洋服をかけて収納しています。



また食器は、基本的には家族で使う分だけでOK。「来客用」「おせち用」など理由をつけると増えるばかりなので、これも1年以内の使用有無を目安にしましょう」



部屋が片付くともう汚したくないと思えるし、モノの定位置を決めれば散らからない。モノを吟味できるようになっていくので、ムダな買い物が減っていくのだ。



「きれいな状態をキープする方法の1つとして、わが家では週に1回『冷蔵庫空っぽデー』を設けて、家にあるものだけで料理を作る日にしています。買い物も週に1回で、1週間のメニューを決めてから行くので、必要なもの以外は買わずにすみます。食べ切るクセをつけるのも節約術です」



だが、片付け術以外にも重要なポイントがあるという。



「貯蓄は具体的な目標がなければ貯まりません。わが家は子供の教育費を1人につき1000万円、合計4000万円貯めることを目標にしているので、浮かれずに貯金を続けられています。老後資金のため、旅行のためなどなど、目標と具体的な金額を決めて実行していただきたいですね」



どうしても貯められないという人はクレカ使用をやめ、現金管理で「お金を使う」感覚を取り戻すのも手だ。片付け術を身につけて家のモノを把握し、楽にお金を貯めていこう!



【PROFILE】


なごみー


節約生活、暮らしの工夫をSNSで発信中の蓄財系整理収納アドバイザー。借金アリから一念発起して、子供たちの教育費4000万円を貯めることを目標に暮らしを改善し、1000万円超の貯蓄に成功。

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