GACKT(C)ORICON NewS inc. アーティストのGACKTが19日までに自身のXを更新。音楽ライブのセキュリティについて言及した。
【画像あり】「たった一人の異常者がすべてを台無しにすることもある」GACKTの呼びかけ(全文) 投稿で、アーティストのKAMIJOがライブ中に体調を崩した際の報告文書を添えた。その内容は、KAMIJOのライブの最中、出禁の人物が偽名で入場しており、それを知ったKAMIJOが混乱し体調を崩したというもの。多くの心配の声が寄せられた中、KAMIJOはその後の投稿で「心配してくれてありがとう」「出入り禁止になった人物達は、世界中どの公演でも一歩も立ち入らせない」などとコメントしていた。
GACKTはこの出来事について「こういうことは今後もきっと起こる。KAMIJOが倒れたのも、よほどの事情が過去にあったのだろう」と推測した。
しかし「問題は、ライブ会場だけでなく、講演会や記者会見でも身分確認なしに入れる古い習慣」ときっぱり。「過去には殺傷事件さえも起きているが、この体質はほとんど変わっていない。ペンネームで仕事をしている人たちは身分の確認のしようもない」と説明した。
さらに「ライブ中に演者や観客が事件に巻き込まれ、命を落とす例もある。だが、エンターテイメント業界では予算が削られ、セキュリティーは後回しにされがちだ。頭がおかしい連中は増えてるのにな」とコメント。「みんなだって安全にライブを楽しみたいだろ?でも、たった一人の異常者がすべてを台無しにすることもある」とし、「ボクのライブでも、ライブを中止させるような問題を起こしたヤツがいた」と添えた。
「これはエンタメ業界全体の課題として、真剣に向き合うべき問題。大きな課題として受け取ってもらいたい」と呼びかけ、「事故が起きてからじゃ遅いんだ」と締めくくった。
この投稿を見たKAMIJOは、「問題定義ありがとうございます」「俺は大丈夫です 伊達に @GACKT さんの一番弟子していませんよ」と感謝をつづりながらも、「ファンのみんなやメンバー、そしてスタッフを守っていきましょう」と改めて業界に向けて呼びかけた。