2023年から2年間、ウイリアムズのレースドライバーを務めたローガン・サージェント 元F1ドライバーのローガン・サージェントが、今季2025年に予定されていたIDECスポールのLMP2キャンペーンを離脱したことが明らかになった。
2023年から2シーズンにわたってウイリアムズからF1に参戦したサージェント。彼は、2026年にWEC世界耐久選手権、翌27年からIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にも出場するジェネシスのトップクラス・スポーツカープログラムと連携した、IDECスポールの今年の活動に参加せず、「別の利益を追求する」ためチームを離れることとなった。
F1シートを失った今シーズン、24歳のアメリカ人ドライバーはフランスのスポーツカーチームに加わり、マティス・ジョルベール、ジェイミー・チャドウィックとともにELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズで18号車オレカ07・ギブソンをドライブする予定だった。
同キャンペーンは、アンドレ・ロッテラーとピポ・デラーニを擁するジェネシス・マグマ・レーシングによるLMDhプログラムと連携したもので、IDECスポールは韓国メーカーの開発パートナーとして、サージェント、チャドウィック、ジョルベールに将来トップクラスのレースプログラムにステップアップする機会を提供していた。
しかし、IDECスポールは2月18日に声明を発表し、サージェントが「別の利益を追求する」ために、もはやプログラムの一員ではなくなったことを確認した。
同チームは短い声明のなかで「彼がこのスポーツから身を引くという決定を受け、IDECスポーツとジェネシス・マグマ・レーシングは彼の決断に注目し、サージェントの後任を今後数日以内に発表する予定」であると記している。
ELMSで2台のオレカ07を走らせるIDECスポールでは、姉妹車の28号車オレカをポール・ラファルグ、ヨブ・バン・ウィタート、ポール・ループ・シャタンの3名がドライブする予定だ。