仲代達矢は「能登は第2のふるさと」と呼んでいる。きっかけは1983年(昭58)年に能登を家族で訪れたことから。中島町(現七尾市)の豊かな自然と人情に感銘を受けたという。
85年から無名塾の合宿稽古を行うようになり、95年に仲代夫妻監修の能登演劇堂が開場。無名塾「ソルネス」でこけら落とし公演を行い、「マクベス」などのロングラン公演、全国巡演の皮切り公演などを行ってきた。
高校生らを対象にした演劇ワークショップを行ったり、公演ごとに市民エキストラを募集するなどして、演劇文化を広め、舞台をともに作り上げている。
23年は「いのちぼうにふろう」を上演したほか、地元出身の江戸時代の絵師を描いた「等伯−反骨の画聖−」を演出した。
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