フランスで生まれ、アルゼンチン人である父の母国アルゼンチンで育ったフェネストラズ。ふたつの国籍を持つ彼は両国のカートレースに参戦後、フランスF4やフォーミュラ・ルノー、ヨーロッパF3で活躍し、2019年から活動の場を日本に移した。
日本では全日本F3選手権とスーパーGT GT300クラスに参戦すると、2020年からスーパーフォーミュラとGT500クラスにステップアップ。スーパーフォーミュラでは2022年にランキング2位を獲得し、翌年にはニッサンからFIAフォーミュラE世界選手権に挑戦、今季からはふたたび日本に戻り、スーパーフォーミュラにVANTELIN TEAM TOM’Sから、スーパーGT GT500クラスにTGR TEAM SARDから参戦する。
今回行われたアルゼンチン大使館への表敬訪問では、レーシングスーツを着用したフェネストラズが、スーパーフォーミュラを開催する日本レースプロモーション(JRP)の上野禎久代表取締役社長、一般社団法人日本アルゼンチン協会で業務執行理事を務める宍戸和郎氏とともに、アルゼンチンのテンポーネ特命全権大使、ペドロ・エセキエル・マロッタ公使らと30分以上にわたって歓談を行った。
アルゼンチンの母国語であるスペイン語で進められた歓談では、同じくアルゼンチン出身のレーシングドライバーであるノルベルト・フォンタナ、フランコ・コラピントといったF1関連の話や、自身が昨年参戦したフォーミュラE東京大会、スーパーフォーミュラでのレースの話などが語られた。