「BOW AND ARROW」MVは、広大な空をバックに凛とした佇まいで歌う米津と、氷上で美しく力強いスケーティングを行う羽生、ふたりの願いがスパークするような疾走感溢れる映像となっており、スケートの振り付けは羽生自身が行い、MVの監督は林響太朗氏が担当した。3月5日、米津がXで「なんと羽生結弦さんに出演して頂きました。やばすぎ!よろしくお願いします」と投稿し、YouTubeでプレミア公開されると、瞬く間に「羽生結弦」「Kenshi Yonezu」「BOW AND ARROW」「メダリスト」「フライングシットスピン」など関連ワードがXのトレンドを席巻。Xの世界トレンド1位に「メダリスト」がランクインし、米津のXで掲出されたMVは3500万再生を突破。YouTubeも急上昇1位を獲得し、世界のMVデイリーランキングには6位にランクイン。ふたりの豪華な共演や、羽生氏による圧巻のスケーティングが、大きな話題となった。
今回初公開されたのは、「BOW AND ARROW」羽生のスケーティングによるソロバージョンMV。超難易度の高いジャンプを高速に織り重ね、楽曲を表現していくスケーティングの表現力と技術は、人間技とは思えない迫力を持ちながらも、繊細な表現で見るものの琴線にふれる。史上最高難易度のスケーティングは、4回転ルッツ、トリプルアクセル、フライングシットスピンからのブロークンレッグからのシットバック、4回転サルコウから3回転トウループのコンビネーションジャンプ、ハイドロブレーディング、ステップシークエンス、最後は、成人男性には奇跡とも言うべきビールマンスピンで美しく締め、競技フィギュアと芸術性の最高峰を魅せ、進化し続ける羽生の最新作とも言うべき圧巻のパフォーマンスで構成された。なお、振り付けも羽生自身が行っている。