北川景子Xより(@KKeiko_official)1歳と4歳の子どもを育てながら、出演作が相次いでいる女優の北川景子(38歳)。
『花のれん』(2025年3月8日、テレビ朝日)では女性興行師の21歳から61歳までを関西弁で熱演し、4月スタートの連ドラ『あなたを奪ったその日から』(カンテレ・フジテレビ系、月夜10時)では主演として子どもを失った母親役に挑戦します。
「綾瀬はるか、長澤まさみと並んで、北川は好感度トップクラスですね。クールビューティすぎて、昔は『冷たそう、怖そう』と見られて悩んだそうですが、今では“育ちがいいけど親しみやすい、良い人”という評価が定着しています」(芸能記者)
◆“神戸のお嬢”らしさが出たファミリアチェック
SNSはXだけで、あまりプライベートなことは書かない北川さんですが、最近そのXがさらに好感度を爆上げしています。手芸にハマっているそうで、娘のために作ったポーチやバッグが大きな反響を呼んだのでした。
特に、3月9日に投稿した、手作りの真っ赤なトートバッグ。赤いリボンとフリルをあしらい、底がチェックの布です。このチェックに、一部ユーザーが大喜び。
「底のマチ部分はファミリアチェックですね。神戸出身の北川景子さんらしい布選び」
「神戸の洗練というか、幼少期にファミリアのレッスンバッグ持ってたであろうという経験というか、そういうのが根底にあるとセンスに反映されるんですかね…」
といったコメントが寄せられました(北川さん自身は、ファミリアとは書いてないですが)。
ファミリアとは、本拠地が神戸にある創業約75年の子供服メーカー。皇室でも愛用され、 NHK朝ドラ『べっぴんさん』(2016年後期)のモデルになりました。
ファミリアチェックは、ブランドを象徴するチェック柄(ハウスチェックと呼びます)。
「創業の1950年前後、当時の日本には子どものことを考えた国内産の素材は見当たらず、(中略)『日本の子どもに似合うチェックを!』と独自の素材開発に力を入れるようになり、できたのがあのファミリアチェックなのです」(ファミリア公式サイトより)。
イギリスの老舗ブランド(バーバリーやアクアスキュータムなど)のように、ハウスチェックが今も愛されているわけです。
現在ファミリアでは布地を売っていないようですが、似たチェックで私たちも真似して作れば、育ちよさげな子どもアイテムができそう!
しかし北川さん、今やイケてる海外ブランドも溢れているのに、昭和感あふれるデザインのファミリアに寄せるところがニクいです。
◆一方で100均通いも……承認欲求を感じない
一方で、1〜2月に投稿した手作り作品は、えらく庶民的。「シナモロール」の生地にフリルを付けたポシェットや、100均で買ったらしいリボンを付けたポーチなど、ちょっと装飾過剰で、本当に普通のお母さんが作りそうなデザインです。
「100円均一のお店でチャックとかリボンとか選ぶの楽しすぎ」という彼女の投稿に、ファンからは「100均に北川景子いたらビビる」という声も挙がっていました。
手作り品を投稿するたびに、「今回、参考にさせていただいた動画です」とハウツー動画も紹介。
なんというか、「センスいいでしょ」「うまいでしょ」というアピールを感じさせないのです。
◆SNSはいつも、素人みたいなピースサイン
多くの女性芸能人がInstagramなどでおしゃれな生活をアピールする中、北川さんのXはかなり素朴です。
いかにもセンスのいい部屋やファッション、高級レストランのシーン、シャレたアングルの写真などは、全然登場しません。
撮影現場のオフショットぐらいで、ポーズもピースサインばかり。もう、素人か?と思うほど、いつもピースサインなのです。
自己アピールをしてマウントを取らないところが、“育ちのよさ”をかもしだしているのかも。
「北川の父親は三菱重工の役員ですし、実際、ちゃんと育てられのだと思います。そして夫のDAIGOは、竹下登・元首相の孫で、実家は老舗の造り酒屋。成り金のベンチャー起業家とかを夫に選ばなかったことも、好感度につながっていますね」(前出・芸能記者)
◆毒舌の大御所からもベタ褒めされるわけ
そんな北川さんの人柄は、芸能界の大御所からもやたら評価されています。
たとえば、お笑い界の女帝・上沼恵美子は「今までいろんな芸能人に会ってきたけど、1番キレイだったのは北川景子さんやね」「お手紙いただいたの。字がキレイ、頭がいい、育ちがいい、肌キレイ、スマート。非の打ちどころがない」とベタ褒めしていました(2023年11月、自身のYouTubeチャンネル)。
また、毒舌とされる泉ピン子とも仲良し。北川さんが出演した『徹子の部屋』(2025年3月6日)にサプライズゲストとして登場し、足袋の履き方などこまごまと指摘するのを、「ピン子さんの指摘は勉強になって本当にありがたい」とほほ笑む北川さんが印象的でした。
年配者の言うことを素直に聞ける点も、また育ちのよさを感じさせるのでしょう。
<文/溝口ゆかり>